星座占い、と言えば通常12星座占いと言って、主に太陽星座で占うことが多いと思います。雑誌の巻末なんかに載ってる占いは、太陽星座占いが多いですね。
では、人間が12星座でグループ分けされ、12タイプしかいないのか…と言えば、そんなことはありません。ほかにも星はあって、その位置関係から複雑に分類されるため、ひとことに「あなたは〇〇です」とは言えないものです。
ところで、「アセンダント(ASC)」という言葉は聞いたことがあるでしょうか。アセンダントとは、生まれた瞬間、その時間に、東の地平線に位置していた星座を指します。そのため、調べるためには“出生時刻”が必要です。(母子手帳などで正確な時間を確認しましょう)
自分のアセンダントを調べる→ (http://www.horoscope-tarot.net/i/ascmc/a_15.html)
では、自分のアセンダントがわかった人は、そこから何がわかるのでしょうか。太陽星座占いだけではわからない「他人から見た印象」がそこにはあります。
【アセンダントからわかること】
西洋占星術は、とても複雑で、星の位置関係によって細かく性質が変わります。そのため、ここでご紹介していく「アセンダント占い」に関しても、あくまで参考程度にしていただくといいと思います。
とは言え、「太陽星座占いではこう書かれているけど、なんとなくしっくりこない」とか、「自分ではこうだと思っているけど、人から誤解されている部分が多い」と感じる人は、是非アセンダントを参考にするといいと思います。
〇他人から見た自分ってどんな人?
アセンダントでわかることは、主に「生まれ持った性格や気質」だと言われています。ただ、あえてここでは「他人から見た」を付け加えたいと思います。
一節には、アセンダントは前世の影響を受けていると言われ(前世ってのがあるのかわかりませんが)、太陽星座では「今世の目的」が示されています。そして、月星座では「感情・衝動」が示されています。
つまり、スタート地点であるアセンダントは、「成りたい自分になる前の段階」を示していますから、言ってみれば背中です。目は前についていますし、人は常に前進していますから、過去と現在よりも未来を見ています。
過去や現在の自分の姿というのは、いわば背中。自分で自分の背中を見ることはできませんが、他人からは背中がよく見えます。
ということで、アセンダントを調べれば「人からどういう印象で見られているか」とか「自分で想像している自分と、実際他人から見た自分のギャップ」がわかるのです。
お医者さんになりたい人がいて、その人は「医者になる!」と思っていますが、まだお医者さんになったわけではありません。他人には、「その人が医者になりたい人で、まだ医者ではない」という事実を見ています。ここに、自己認識と他者からの認識にズレが生じます。
こんな感じで、「自分って他人から見たらどんな人間なんだ?」について、次回から星座ごとに詳しくご紹介していきたいと思います。
つづく
(次回は、アセンダントおひつじ座についてです)