職場の同僚に、なぜかわからないが目の敵にされている。些細なことが原因で、いじめが始まることがあります。特別こちらから何かしたわけではないのに、勝手に感情を募らせて陥れようとする人。
このようなトラブルになる前に、なぜ気がつかなかったのか!あの人はこんなことをする人だったのか!予め知っておけたらよかったな…と思いませんか?
世の中にはいろんな人がいますが、悪意を持って人を陥れようとする人がいます。今回は、いじめの原因ともなる、“陥れる人”についてご紹介します。
【陥れる人は、依存する人だった!】
前回“依存する人”についてお話しましたが、“陥れる人”も、依存する人の亜種のような存在です。表面上は、「みんなと同じように仲良く」という形をとっているかもしれません。
しかし、個人的な感情として「とても憧れている」「同期入社だからライバル」「背格好が似ている」などの理由から、相手に勝手なイメージを抱き、思い通りにならなかったときに感情が爆発します。
無意識のうちに依存して、片思い(恋愛に限らず、依存心や独占欲)している可能性があります。当たり前ですが、他人を思い通りに操作することはできませんので、どこかでひずみが生じます。
【本人に悪意はない】
問題なのは、このような片思いをしておきながら、本人には悪意がなく、むしろ「善意で攻撃してあげている」と思い込んでいることです。
たとえば、好きな人には「青い服を着て欲しい!」と望んでも、その人が赤が好きなら赤い服を着るでしょう。すると「青のほうが似合うのに、なぜ青を着ないの!?」と混乱します。そこで、青を着ないことに対しての怒りを攻撃で表現します。
どう考えても厄介ですし、片思いとしてはこじらせてしまっている状況なので、回避する方法は“標的にされないようにする”しかありません。
【どうすれば標的にされない?】
メンヘラ女にストーカーされる男、というパターンをイメージしてみてください。きっと彼は、メンヘラ女に優しさを見せたのでしょう。メンヘラ女は勘違いをして、男にその後の展開を期待します。
ここで重要なのは「期待させない」ということです。期待させないとは、相手に「もっと(何かを)くれるんじゃないか?」という考えを抱かせないことです。
優しさを見せるにしても「私はここまではしてあげるけど、これ以上はしない!」ときっぱり発言したり、「次からは自分でやって!」と現実的な対処をしてあげることです。
むやみに「いつでも頼ってね」「何かあったら言ってね」などと声をかけると勘違いをします。このように、誰に対しても“語尾を曖昧にするような表現”や“期待を抱かせるような表現”を使っている人は標的にされやすいので注意しましょう。
(4)「誘惑する人」へつづく