なるべく面倒なことには巻き込まれたくない。とは言え、なかなかトラブルが起こる前に見極めて、回避するって難しいことですよね。
中でも人間関係のトラブルは、自分も当事者になってしまって辛い思いをすることも多いと思います。避けられないし、逃げられない。せめて、最初から「どんな人なのか」わかっていれば、騙されることもなかった!
ということで、今回は「この人はどんな人なんだろう」と思ったときに、いくつかのヒントからその人の本性をあぶりだすために、人間関係の法則を読み解いていきましょう。
【騙す人は目的がしっかりある】
なぜ人は騙すのでしょうか。多くの場合は、他人を騙すことによって自分が利益を得るためです。100円のお皿を骨董品だと言って100万円で売るのは、お金が目的です。
お金以外にも、人から注目されるためであったり、誰かを陥れることによって立場や権利を獲得する人もいるでしょう。このような方法は、ある程度頭が良くないとできません。知識量・成績ではなく“ずる賢い”のです。
【情報を聞き出そうとする】
騙す人の特徴は、「有能なインタビュアーである」という点です。自己紹介をしているかのように見せかけて、相手に話をふり、情報を引き出します。騙す人にとって、情報は命綱です。
さらに、たくさん得た情報の中から「この人はどんな人か」を導き出し、弱点をあぶり出し、人を操作しようとします。
【騙す人をあぶり出す】
上記の件から逆算すると、騙す人にとっての敵は、情報を公開しない人です。職場などで“個人情報を公開したがらない、飲み会などにも参加しない人”だとか“表情から何を考えているかうかがい知れない人”がいるかもしれませんが、このような人を嫌っている人は“人を平気で騙す人”の可能性が高いです。
もちろん、単に気が合わない、という場合もありますが、たとえば、しつこく「昨日なんで休んだの?風邪?」と質問してきて「ええ、まあ…」と苦笑いで濁すと、急に真顔になって「人に言えないようなことなの?」と脅迫してくるような人は要注意です。
【大げさに表現する人も注意】
上記のように、情報を仕入れることや、人を操作しようと画策する人のほかに、「物事を大げさに表現する人」も要注意です。
話のネタとして人を笑わせるだけ、というものなら問題ありませんが、「〇〇さんが入れたお茶が熱すぎて喉を火傷した」とか、「〇〇さんに踏まれた足が赤く腫れ上がって病院に行った」みたいな表現をする人はアウト。
あまり深く関わると、100円のお皿を100万円で売りつけられるようなことに繋がる可能性があるので、距離を置いて付き合うことをおすすめします。
(2)「依存する人」へつづく