こんな人、多いと思います。「夏バテで、あんまり食欲なくて食べてないのになぜか体重が増えた」実はこれも、夏バテの延長線上にある不調のひとつです。これは、体内の様々なバランスが崩れている状態の現れなので、改善していかないと太りやすい体質になってしまいます。
今回は、「食べてないのに太った!」という人が、なぜ太ったのか、という原因と、改善する方法についてご紹介します。
〇今の体の状態
「食べてないのに太った」という人の、体の中ではどのようなことが起こっているのでしょうか。考えられる可能性としては、「摂取する食べ物のバランスが崩れていて、体内のバランスも崩れている」ということです。
同時に「お腹の調子が悪い」「冷えを感じる」「だるい」などの症状があれば、可能性大です。何かを摂取しすぎ、何かを摂取しなさすぎ、というアンバランスな状態では、体はバランスを取ろうとして脂肪や水分を溜め込みます。
〇東洋医学で夏バテを知る
最近は、「病院へ行くまでもないけど体が不調だ」という状態について、東洋医学で治療しよう、という人が増えています。夏バテによる体重増加も、ダイエットの前にまずは体を正常な状態にすることが大事です。
東洋医学で体調・体質チェック → http://www.yomeishu.co.jp/genkigenki/feature/140828/
無理な運動や、極端な食事制限の前に、まずは体をいたわることからはじめてみませんか? 体の中のバランスが戻ると、自然に体重が以前のように戻るかもしれません。
〇体重を計るのをやめる
夏太りに関しては、あまり体重という数字を信用しすぎるのもいかがなものかと思います。というのも、水分が溜まっている状態(むくみ)であれば、数回トイレに行けば排出されますし、バランスが崩れていて太った、という場合も一時的なものだからです。
重要なのは、ここで「バランスをしっかり大事にしなくちゃ」と気が付くことです。夏に、アイスクリームばかり食べていたとか、ジュースばかり飲んでいた。また、素麺しか食べなかった、食欲がなくてお肉や魚などのタンパク質を食べなかった、など。
食生活、生活リズムの乱れなどを改善していくことによって、本来あるべき正常な体調に戻していくことが最初の一歩です。そのため、体重計に乗って数字を見て焦る、というプロセスは不要です。
冬を越えるために、これからまた太りやすい季節に突入しますが、まずは一旦体重を計るのはやめて、体調を戻すことに専念しましょう。
また、太りにくい体を作りたい方は、毎日適度な筋トレと、タンパク質を多く含む食材、野菜を中心に食べましょう。それ以上でも、それ以下でもなく、適度な状態を保つことが大事です。