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仙台で女性の起業を考える(第1回)

仕事がうまくいかなくなったとき。良い職場に出会えないとき。思ったように仕事ができないとき。新しい需要を見出したとき。自分のリズムで仕事をしたいと思ったとき。

私たちは、なぜ「どこかの企業に所属しなければならない」と考えるのでしょうか。もし、“女性の起業”が、新しい選択肢に加わったのなら、もっと様々な可能性が出てくるのではないでしょうか。

また、起業を考えた場合、仙台という土地は非常にチャレンジのしがいがある土地です。もちろん、何をするにもリスクはつきものですが「これは仕事になる」と確信を持ったとき、どの地域よりも、チャレンジャーに優しい地域ではないかと思います。

今回から7回に分けて、「仙台での女性の起業を考える」をテーマに、女性の新しい生き方についてご紹介したいと思います。

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【もし仙台で起業をするとしたら?】

起業、と聞いたときに、どうしてもリスクの方が大きい、と考えてしまいます。また、特別な知識や技術がなければできない、と思うかもしれません。

確かに、起業はそんなに甘いものではありません。失敗すれば失敗した分、自分で責任を取らなければいけませんし、企業では分担していた仕事もすべて自分で引き受ける、または人を雇用する、ということが必要になります。

博打要素が高く、儲けを出して利益を得る、というのはとても難しく、どの商売も水物ですから、頑張ればなんとかなる、というものでもありません。

ただし、仙台で起業する、と考えた場合、人が多く集まる場所はだいたい目星が付きますし、何をやれば集客できるか、どんなものが人気か、など、しっかりマーケティングすれば、試してみる価値はあります。

東北の他の地域と比べても、そもそも人口が違いますから、もし何か店舗を経営する、とした場合、腕さえあれば大成功も夢ではありません。

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【女性が抱えるものは多い】

パートタイマーで空いた時間に働いてお小遣い程度に…というわけにはいかない現代。子育てや家事、介護などを並行して行いながら、夫と同じくらいの稼ぎも必要…という女性は多いです。

専業主婦が減ってしまった背景には、生活苦があるのですが、今までの家事・育児の量はそのまま、十分な金額を限られた時間で稼ぐのは、正直困難です。

では、家事・育児を中心に考え働くにしても、パートをクビになる、転職を余儀なくされる、時間の都合がつかない、など。体はひとつしかありませんから、うまくいきません。

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自分の思ったような仕事がなければ、作ればいいのでは?誰かに雇われて働く、ということが唯一の選択肢ではないのでは?生きている限り、絶対安全ということはありません。物陰に隠れて、小さな利益に満足しようとする努力よりも、自信があるのならチャレンジしてみてもいいのではないでしょうか。

(2)へつづく

この記事を書いた人
福永知世
1983年青森市生まれ、宮城学院女子大卒。福永緑丸名義で共著『怪談実話コンテスト傑作選 痕跡』(メディアファク トリーMF文庫)がある。http://milkgraph.web.fc2.com/
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