ダイエットはしたい。でも、汗はかきたくないし、食事制限もしなくない。とにかく辛いダイエットは嫌!めんどくさいことはしたくない。
忙しい現代人は、〇kmのジョギングをする時間すらありませんし、安くて美味しいご飯を食べることができるので、余分な脂肪を蓄えがち。歩く距離も減ってしまって、デスクワークばかりではほぼ運動量ゼロ。
条件はみんなだいたい同じ。でも、どうしてあの人は痩せていて、私は太るの?…と文句を言っても始まりません。
もし、いま“太りやすい体質”なら、それを“痩せやすい体質”に変える必要があります。それが「筋肉をつける」です。
ということで、あまり時間もかけず、お金もかけず、あちこち動き回ることなく、ちょっとした時間でできる運動が、自分の筋肉を育ててくれるとしたら…?今回から7回に分けて、【その場運動ダイエット】をご紹介したいと思います。
【その場運動その1:スクワット】
「腹筋よりスクワットしろ!」ここ最近、ダイエット業界ではスクワットは必須科目。というのも、スクワットを15回するだけで、腹筋500回の運動量に匹敵するからです。
とは言え、想像しても「いや、腹筋500回の方が効きそう」って感じですが、どうやらこの「いっぱいやればカロリーが消費するだろう」という考え方を改めたほうが良さそう。
というのも、体を維持していく上で消費されるカロリー(基礎代謝)と、突発的にやった運動の消費カロリーを見てみると、圧倒的に体を維持していく上で消費されるカロリーの方が多い。
たとえば、私の場合、30代女性(普通体型)で、1日の基礎代謝は約1200kcal。これは、朝起きてとくに運動をすることもなく、ぼーっとしているだけでも消費されるカロリー。
では、運動はというと、30分普通の速度で歩いたとしてもせいぜい消費されるのは100kcalほど。なので、「お昼のビュッフェで1000kcal食べちゃったから、運動してなかったことにしよう!」と頑張って運動するためには、5時間歩かなければなりません。
それより、とくに運動することなく消費してくれる基礎代謝を増やせば楽チンで痩せられます。
スクワットで筋肉を増やす
では、スクワットがなぜいいのでしょうか。基礎代謝は、今持っている筋肉量で決まります。たくさん筋肉をつけた肉体の方が、基礎代謝量が多いのです。
そこで、燃焼効果の高い下半身の筋肉を鍛えるスクワットが効果的です。ですが、ただ屈伸運動をしても効果はありません。
正しいスクワットをしなければ効果は得られません。正しいスクワット方法はこちら(http://allabout.co.jp/gm/gc/418518/)。また、継続的に行わなければ筋肉は育ちませんから、毎日続けることが大事です。
ということで、「今日はスクワット100回だー!」なんて無理をせず、毎日ちょこちょこ15回きちんと正しい形で行っていくことで、わずかずつですが、効果が表れます。騙されたと思ってやってみましょう。
(2)へつづく