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出会いのない社会人必見!“厳しいモラル”が恋愛を破壊する(4)

「出会いがない!」に対して「いやいや、出会ってるんでしょうが!恋愛に持っていけないだけでしょうが!」と言ってしまうのは簡単。

事態はそんなに単純ではないようです。今回は、前回に引き続き“現実的になってきた若者の恋愛”という視点から、恋愛できない理由について見てみましょう。

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1、恋愛は遊び?本気?(女性編)

前回の、結婚に関する考え方(http://www.mw-personal.jp/risou.html)の統計から、「結婚に対して現実的」が増加している傾向にある、とご紹介しました。

そして、(男性編)では「結婚を現実的に考えれば考えるほど理想を追わなければならない現実」が浮かんできました。

では、女性の場合はどうなのでしょうか。結婚を現実的に考える、となると第一の問題として「お金」が挙げられます。

しかし今の世の中、安定した収入を得るのは難しく、男性の年収が減っている、非正規雇用者ばかり、という現実を見る限り、やはりどうしても「夫に稼いでもらう」より「夫婦共稼ぎ」の方が現実的です。

つまり現実的な女性ほど、結婚しても出産しても仕事は続けたいと考えています。それが常識となりつつありますし、そうでなければ実際、生活するのは厳しいでしょう。

女性の場合、恋愛の延長線上に結婚がある、と考えている人も多いことから、そもそも恋愛に対しても真面目に本気で取り組んでいるのですが、「仕事をしている女性」とはいわば“戦闘モード”です。

その気になれば、男性をも蹴散らす。「勝たなければいけない」という戦闘態勢で社会に出ているため、そこから恋愛モードに突入するのは難しいのです。男性からライバル視されることも少なくありません。

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2、恋愛は遊びでいい

男性編・女性編を通して見てみると、男性が求めている女性像と、現実の女性には大きな違いがあります。

おそらくそれを埋めるためには、たくさんの人生経験が必要です。結婚は責任が生じますが、恋愛段階はいわば「お試し期間」なので、遊び感覚の方がむしろうまくいくからです。

また、条件だけを見て結婚しても、遊びを知らない人同士の結婚であれば“許容範囲”というクッションが存在しないため、生活においてお互いを許すことができず、結果離婚に繋がる、という例も多く散見します。

恋愛段階から「失敗したくない!」「損をしたくない!」と思う人が多い、ということは、出会いはあるのに恋愛に繋がらない。初見で「違うな」と蹴ってしまって終わり、というパターンが多いのです。

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出会いを増やす、という目標だけに向かうというのであれば、男女ともに「とりあえず交際してみる」という“遊び・余裕”を持たせて異性と関わっていかなければなりません。

(5)へつづく

この記事を書いた人
福永知世
1983年青森市生まれ、宮城学院女子大卒。福永緑丸名義で共著『怪談実話コンテスト傑作選 痕跡』(メディアファク トリーMF文庫)がある。http://milkgraph.web.fc2.com/
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