平和に暮らしていたいのに、そうもいかない。身近に、心をざわつかせる“イライラ人間”はいませんか? 中でも、“気分で態度がコロコロ変わる人”は厄介です。さっきまで言っていたことと違う!なんてのも日常茶飯事。
イケメンには甘ったるい声で話しかけるのに、嫌いな人は平気で無視するとか。その日、その時の気分で指示を出して周囲を困惑させるなど。自分を中心に世界は回っている!と勘違いしている人がいます。
そんな困った人が身近にいたら、どのように対処したらよいのでしょうか。また、上手な扱い方はないのでしょうか。
【気分で態度が変わる人は空気が読める?】
気分で態度が変わる人って、空気が全然読めないのでは?と思っている人もいるかもしれませんが、実は人一倍空気が読めるのです。さらに言えば、空気を読んでいて、その流れを操作しようとしている、とも言えます。
その証拠に、気分で態度が変わる人は本当に逆らってはいけない人には逆らいませんし、自分が不利益を被るような行動はしません。すごく計算高いのです。
つまり、気分によって態度をコロコロ変える人は、密室でたったひとりでいる場合、怒りも泣きもしません。周囲に「人がいるから」態度を変えるのです。
【気分で態度が変わる人が逆らえない人】
そんな計算高い“気分で態度が変わる人”ですが、逆らえない人がいます。それが「中立の観察者」です。気分で態度が変わる人の、態度を変える相手は決まっていて、それは「甘えてもいいと判断した人」なのですが、この中立の観察者は、スポーツで言うところの審判なので、甘えることができません。
そのため、この中立の観察者に対しては「顔色を伺う」「反応を伺う」ような態度を見せます。これは、気分で態度を変える人が、中立の観察者の発言や行動に怯えていることを表しています。
【気分で態度が変わる人に、寄り添うか、対立するか】
気分で態度が変わる人は、「敵か、仲間か」の両極端な思考の人が多いです。そのため、トラブルを防ぎたい人は、仲間だと思ってもらうことが大事です。仲間になることは不本意かもしれませんが、対立したくないのであれば寄り添うしかありません。
しかし、すでに「敵だ」と認識されてしまっている場合もあるでしょう。この場合は、“中立の観察者”に擬態することが有効です。中立の観察者は、その場で反論しませんし、注意も助言もしません。
あくまで「そうですか、あなたはそういう考え方なんですね」と認め、もし先ほどの発言と差があった場合は、証拠を突きつけて間違いを訂正させるなどの理論的な対処の仕方をします。静かに証拠を収集して、機械的な対処をすれば大人しくなるでしょう。