妊婦さんや子供連れの若いお母さんを見ると、羨ましくてしょうがない!悔しくてしょうがない!でも、一番許せないのはそう思ってしまう自分自身!
なぜ私は妊娠できないの?どうして私は結婚できないの?他人の幸せを指をくわえて見ているだけの苦しみから逃れたい!
そんな人のために、前回に引き続き、嫉妬心のコントロールについてご紹介していきたいと思います。
1、欲望は終わらない
人には欲しいものがたくさんあります。お金かもしれないし、恋人かもしれない。限定グッズやご当地商品かもしれません。
「赤ちゃんがほしい」と思う人にとって、今はもしかしたら「赤ちゃん」がすべてなのかもしれません。はやく妊娠しておかないと時間がない、ということもあります。
しかし、考えてみましょう。たぶん、妊娠できて無事出産できたとしたら、次は違うものが欲しくなるのではないでしょうか。
一戸建ての家を購入したい?子供にはおしゃれな服を着せたい?子育てが一段落したら仕事に復帰したい?
欲望のオンパレードです。つまり、何かが手に入っても、次また違うものが欲しくなる。ということは、今とても妊婦さんを見て「羨ましい!」と思っている感情は、妊娠出産を経ると、また違う対象へ嫉妬心が移るだけ。エンドレスです。
2、視野を広げて
嫉妬心を持つことは悪いことではありませんが、“何か一つ”に集中してしまうということは、目の前の一個の目標だけに意識を集中してしまうことです。
欲望は同時に、いくつもの目標として抱えていてもいいものです。そのため、できるだけたくさんの「欲しいもの」を同時に持って、意識を拡散させることが効果的。
ひとつを深く掘り下げるとそこだけ嫉妬心が黒くなってしまうような気がしますが、「あれも、これも欲しい」と分散させておくことで、どれかは手に入ることになります。
「コンサートのチケットは抽選で外れてしまったけど、限定のCDは並んで買えた」みたいなことです。
結婚できるかできないか、妊娠できるかどうか、というのは、本人の努力とは別に運によるところも大きいものです。
視野を広げて、もっと欲しいものをどんどん増やし、わがままになりましょう。「手に入った!」という満足感を得る手段はほかにもあります。
(4)へつづく。