普段「これでストレス発散できてるはず!」と思い込んでるストレス解消法、ありませんか?もしそれが逆効果だとしたら…?「発散できてるつもり」だけでは、目には見えなくてもストレスは蓄積していきます。
しっかり解消するためには何が必要なのか?今回は、間違ったストレス解消法例と、正しいストレス解消法についてご紹介したいと思います。
【タバコはスッキリする?】
タバコを吸うと頭がスッキリしたような気持ちになる。ストレスが飛んでいくような気がする。実はこれ、錯覚ではなく、確かにストレス発散できているのです。そのため、一時的にではありますが、タバコはストレス解消することができます。
しかし、タバコは常習性が高く、健康被害も危惧されます。しかも、なんでもない時にもリラックスするためにタバコを吸いますが、このタバコは軽度のストレスなので、“タバコのストレス”というのが蓄積します。
仕事のストレスをタバコのストレスで相殺しているつもりが、タバコのストレスも蓄積してしまう、という悪循環になります。そのため、タバコによるストレス解消はおすすめしません。
【食べる・寝る】
休日になり、どこにも出かけたくない。この溜まったストレス、どうしよう。そんなときに、ついコンビニでお菓子を買い込んだり、面倒で長時間眠ってしまったり。これでストレス解消できているのでしょうか。
疲れを取る、という意味でダラダラしたいのは理解できるのですが、この“休日に不規則な生活をする”ということが逆にストレスになっている場合が多いです。月曜日の出勤するのが辛いのは、休日の過ごし方のせいかもしれません。
疲れていても普段通り、規則正しく起きて活動する方が疲れも取れやすく、ストレスも発散できます。疲れている場合は、早く就寝するようにしましょう。
【うしろめたく感じること】
以前「私のストレス発散方法は万引きです」だなんて言う人がいたのですが、万引きするときのドキドキ感がストレス発散になるのだ、と言っていました(もちろん逮捕されました)。
このように、「ちょっと人には言えないうしろめたい行為」によるストレス発散は、実はストレス発散になっていない場合が多いです。というのも「人には言えない恥ずかしいこと」をしている時点で、様々な別のストレスを抱えることになるからです。
ストレスは精神的なものではありますが、体の仕組みのひとつですので、人には言えないようなとんでもないストレス解消法でなくても、もっと簡単に発散することができます。
温泉に浸かった時に「はあ~」と息を吐くときも、ストレス発散になっているので、できるだけ単純な方法でストレスを発散するようにしていきましょう。