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【仙台女子のストレス解消法】自分の内側から起こるストレスの正体

不思議と思われるかもしれませんが、ストレスの元となる仕事をやめて、自由奔放な生活をしたとしても、残念ながらストレスから逃れることはできません。生きている限り、一生ストレスとは付き合っていかなければならないのです。

仙台に住んでいる女性の皆さんも、「暑くてイライラする!」とか「上司がムカつく!」などのストレスを感じていることと思います。ですが、これらは上手にコントロールすることで、快適に生活することが可能です。今回は「自分の内側から起こるストレスの正体」についてご紹介しようと思います。

【ストレスゼロは存在しない】

たまに「ストレスゼロ」という言葉を耳にしますが、私にしてみれば「ストレスゼロ=死」です。死んでしまえば何も感じなくて済むでしょうからね。

ということで、生きている限りは何らかのストレスを受け続けることになるのですが、じゃあそれが「とても大変な状況か」と言えば、そうではありません。実は、ストレスはストレスによって相殺されます。

毎日単調なデスク作業でイライラが募り、長期休暇をとってパーっと旅行に行く。これは、蓄積されたストレスに、別のストレス(刺激)を与える事によって、鬱憤を発散する行為です。

これは「ゼロにする」というよりも、右と左の重さのバランスを保つような状態。極限まで溜め込まないうちに、ちょっとずつ発散していけるようにすると安定した精神状態を保てますね。

【ストレスがなくなると自分でストレスを作り出す?】

ストレスのない生活ってどんな感じだろう、と思ったときに「お金に困っていなくて仕事もしなくていい一人暮らし」を想像するのですが、もしそんなことが実現しても、きっとストレスから逃れることはできません。

たとえば、誰にも文句を言われないから1日中ゲーム三昧でもいいですし、ピザの宅配ばかりを頼んでもいいですよね。好きなだけ寝ていてもいいでしょう。ところが、一見外部からの刺激が全くなくなったと思いきや、今度は小さな変化がよく目につくようになります。

暇になると部屋を掃除し始めたり、本棚の本を全部並べ直したり。やることがないので健康に気を使ってみたり、筋トレのためにジムに通い出したりするのではないでしょうか。

「上司から嫌なことを言われる」というようなストレスがなくなったとしても、ストレスというのは無意識に蓄積されていきます。体や心は、それらのストレスとのバランスを取ろうとして、新しい刺激を求めます。

【ストレスはある。だからバランスを取る】

ストレスを可視化できたらいいな、と思うのですが、残念ながら難しいようです。そのため、何もない毎日を送っていたとしても、小さなストレスは常にある、と思ってください。

そして、右の重さと左の重さのバランスを取るように、今やっていることと全く別の刺激を与えてあげるようにしてください。勉強しすぎたら運動を。仕事しすぎたら趣味を。それを毎日、ちょっとずつバランスをとっていきましょう。

この記事を書いた人
福永知世
1983年青森市生まれ、宮城学院女子大卒。福永緑丸名義で共著『怪談実話コンテスト傑作選 痕跡』(メディアファク トリーMF文庫)がある。http://milkgraph.web.fc2.com/
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