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【SNS疲れに効く】やめられないのはなぜ?原因から探る解決策

SNSが楽しいのに苦しい。そう感じている人も少なくないと思います。現実世界とは切り離した別の空間の中で新しく出来上がった人間関係。そこには魅力があります。

現実には、周囲に同意見の人がいないのに、ネットの中には受け入れてくれる場所がある。安心感を覚えることも多いと思います。

でも、SNSも人間関係ですから、そこに疲れを感じて「やめたいのにやめられない」ループにハマっている人がいます。今回は、そんな「SNSがやめられない原因」から解決策を考えてみましょう。

【反応が気になる?常に不安の中にいる】

どのSNSでも、「交流を楽しむ」ことがメインとなっています。そのため、自分の投稿に反応がないと不安になりますし、誰かの投稿には「反応しなければ」と思ってしまうのではないでしょうか。

しかし、「〇〇しなければ」と思ってしまう時点で、実はもう楽しくない、ということに気がついていますか? また、誰かに反応してほしくて投稿しているのに、何も反応がないと「無視された」ような気持ちになります。

これは、「自分で作った不安を自分で煽っている」のです。意味のない投稿をたくさんしてしまうのは、現実世界で満たされていないからではないでしょうか? それはいくらSNS上で反応をたくさんもらっても、満たされるものではありません。

【仲間はずれを恐れる気持ち】

オフ会に自分だけ誘われてない!仲間はずれにされてる?そう思ってしまうと、SNSの各所をチェックしまくって、さながらストーカーになったような嫌な気分になると思います。これって地味に辛いですよね。相手に悪意がなかったとしても。

最初は個人で楽しんでいたものが、いつのまにか集団に属してしまう。これって、現実が辛くてSNSに逃げたのに、また現実世界の辛さがSNS上で再現されているような気がします。

【作り上げたキャラクターを守る=偽りの自分を演じる】

SNS上では、現実の自分とは違う自分になれます。そういう楽しみ方もあるのですが、そのキャラクターを演じるがあまり、本来の自分からかけ離れてしまうこと、ありませんか?

【他人と自分を比べてしまう】

「あの人は幸せそう。それなのに私は…」と、他人と自分を比べてしまったら、もうSNSは地獄です。というのも、みんなSNSには良いことしか投稿しませんから、「羨ましい」と感じるのは、その人の一部分だけです。それが理解できていないと、SNSにはリア充しか存在しないことになってしまいます。

「自分の方が劣っている」「羨ましい」そんな感情が芽生えてしまったら、残念ながらSNSは向いていません。

【放置する、という解決法】

しかし、それらを「やめればいい」というのは頭ではわかっているのです。けれど、気になる、誰かが待っている、話を聞いて欲しい、と思ってついついSNSを開いてしまいます。

おすすめなのは、「全く別のSNSを新しくはじめてみる」という方法です。今まで更新していたものを一旦休み、別のSNSに移行してしまうのです。

そこでは全くの“はじめて”ですし、人間関係もガラリと変わります。そして、呟きたいことはすべてそこに呟きます。新しい知り合いも探します。

「やめればいいじゃん」と簡単に言いますが、本人が「もういいや」と思えない限りはSNSループからは抜けられません。解決すべきなのは「上手な付き合い方を学ぶこと」です。

現在、様々なSNSがあります。すべてを同時に、まめに更新することは難しいでしょう。だからこそ、どこかを休んで別のSNSに逃げ込む、ということが鍵となってきます。

そして、たくさん経験を積んだ上で、息の抜きどころや、力の抜きどころを学んでいくのがいいと思います。「やめる」のではなく「休む」こと。自分なりのSNSの使い方を学んでいきましょう。

この記事を書いた人
福永知世
1983年青森市生まれ、宮城学院女子大卒。福永緑丸名義で共著『怪談実話コンテスト傑作選 痕跡』(メディアファク トリーMF文庫)がある。http://milkgraph.web.fc2.com/
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