贈り物は何がいいかな、そうだ、お花にしよう!ということで、お祝いごとになると贈られる機会が増えるのがお花です。そのため、フラワーギフトとして大事な人にプレゼントしたい!と思う人は多いのですが、知識がなければ「適当に送っちゃおう」と見た目だけで選んでしまうことになります。
しかし、ただ見た目だけで選んだのでは、受け取る側の手間などは一切無視することになってしまいます。そのため「どのような花を贈るのか」は、受け取る側の事情なども考慮しなければいけません。今回は、フラワーギフトを贈る際に知っておきたい豆知識をご紹介します。
〇生花の花束は「お花好きな方」へ
通常、お花を贈るというと「花束」をイメージします。そのため、見栄えにも華やかな花束を購入する人は多いのですが、いざ家に持って帰っても「花瓶がない」「花の手入れの方法がわからない」という人は多く、安易に贈らない方がいいでしょう。
問題なのは「もらったあと」です。気持ちを伝える手段として花束を贈る、贈られるというのは良いことですが、受け取った側が花の処理の仕方を知らない場合「どうしよう…」と思っていることは多いのです。飾るスペースが確保できないこともあります。
生花の花束を贈る際は、相手が普段家に花を飾っているとか、花を庭で育てているなど「生花の扱いに慣れている人」にはぴったりですが、一人暮らしの若い人に贈るなどには、あまりおすすめできません。
〇アレンジフラワーは「水をあげるだけ」!
花束と違い、バスケットに入っている「アレンジフラワー」はギフトとしても人気です。中身はスポンジに花が刺さっている状態で、スポンジに水を含ませているので花は比較的長持ちします。コツは「スポンジの水を切らさないこと」で、常にたっぷり水を含んでいる状態にしておきましょう。
それさえできれば長持ちしますし、花瓶などの容器を用意する必要もなく簡単です。花に無頓着な男性などでも扱うことができます。
また、お花のお手入れが億劫なご高齢の方へのプレゼントにも喜ばれます。生花を使用しているので、お花の香りも楽しむことができ、季節を感じることができるでしょう。
〇プリザーブドフラワーは「3~5年持つ」
近年「長持ちする」ということでフラワーギフトの定番となりつつあるのが、プリザーブドフラワーです。特殊な加工を施した花なので、枯れることがありません。水やりの必要もなく、花の香りもしません。
ただし、湿気による傷みがあるため、高温多湿な場所やホコリなどを避ける必要があります。上手に飾れば3~5年と長持ちするため、記念品として贈るのに適しています。
ただ、この「長持ちする」という性質が裏目に出る場合があり、置き場所の確保などのことも考えると、アパート、マンション住まいの人に贈るのなら小さいものがおすすめです。長持ちするゆえに捨てられないものでもあるので、スペースの問題も重要です。