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【仙台独身女子の終活】ぼんやりと考える未来のこと

誰にでもいずれ必ずやってくるもの…それが「死」です。まだ先だし大丈夫!と思っていても、なんとなく不安がつきまといます。しかも「もしかしたら一生このまま結婚しないで、子どもも生まないかも」という女性の場合、いろいろと準備しておかなければならないことも多いものです。

今回は、仙台に住む独身女子が、このままもし結婚しないまま亡くなると仮定した場合の「終活」について考えてみましょう。

〇生涯未婚率は上昇中!

理由は様々ありますが、「結婚できない」「結婚したくない」などの理由で、日本人の生涯未婚率は上昇しています。(平成28年版少子化社会対策白書 http://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/whitepaper/measures/w-2016/28webhonpen/html/b1_s1-1-3.html

もちろん結婚したからと言って安心、というわけではありませんが、財産や遺品を整理してくれる子孫がいない、ということは自分でしっかり身辺整理してから亡くなる必要がある、ということです。

一度結婚しても離婚する可能性はありますし、結婚しても子どもを持たないことだってあります。少子化が進む中、結婚に焦るよりむしろ「自分でしっかり老後の準備をしておく」ことの方が現実的と言えるでしょう。

〇不安なのは死んだあとではなく「死ぬまで」

独身女性がこれから年をとり、徐々に不安が増していくのは「死後のこと」についてではなく、「死ぬまで」のことではないでしょうか。病気や怪我、老化によって思うように体が動かなくなることなど。「気がついたら穏やかに死んでた」のようにうまくいかないから困ったものです。

結婚しない、と決意したのであれば、これからは自分でできることはすべて自分でやらなければなりません。しかし、だからこそできる「自分なりの快適な老後」を誰にも邪魔されず実現することができます。

〇備えあれば憂いなし!

つまり、早い段階から決めて行動し、準備しておくことで安心感を手に入れることができます。また、何も知らないままでいるより、ある程度知識を持っておいた方が、後に役に立ちます。

30代、40代のうちはまだ現実的ではないかもしれませんが、婚活を頑張るのと同時に「結婚しなかった未来」のことも考えておくといいでしょう。

〇「終活カウンセラー」という資格

なお「まだ自分は終活とは無縁だけど、終活世代のお手伝いをしたい」とか「終活について詳しくなりたい」という方に、終活カウンセラーという資格があります。これを機会に、自分の終活について学べるチャンスになるかもしれません。

一般社団法人終活カウンセラー協会 https://www.shukatsu-csl.jp/about/

この記事を書いた人
福永知世
1983年青森市生まれ、宮城学院女子大卒。福永緑丸名義で共著『怪談実話コンテスト傑作選 痕跡』(メディアファク トリーMF文庫)がある。http://milkgraph.web.fc2.com/
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