ペットを飼いたい、できれば保護された犬の里親になりたい、という人が増えています。殺処分されるかもしれない保護犬は、今も里親になってくれる人を待っています。
しかし、ペットショップのように「行ってお金を払えば連れて帰れる」というものではありません。今回は、仙台で保護犬の里親になるためにはどうしたらいいのか、についてご紹介します。
〇1、まずは飼育できる環境を整えよう
ペットを飼うときは「ペットを飼育できる環境を整える」ということが大事です。これは、道具を揃えるということではなく、飼育スペースや部屋を用意したり、飼育に必要なお金を用意することです。また、アレルギーがある人は飼えませんので、不安な方は事前に検査してもいいでしょう。
いざ飼ってみてから「やっぱりダメでした」というわけにはいきません。賃貸住宅の方は、ペット飼育できる物件か調べておく必要があります。万が一、病気や怪我をした場合は動物病院に連れて行くことになるので、お金も必要です。ペットをお迎えできる環境かどうか確認しましょう。
〇2、保護犬を飼う覚悟
保護犬の多くは、成犬・成猫です。そのため「赤ちゃんおうちはかわいかったけど、大人になったらかわいくないよね」と思っている人は、飼わないでください。また、捨てられたり虐待を受けるなど、おびえている子が多いのも現実です。癖があったり、なかなかなつかなかったり、といった難しい面もあります。
そのため、しっかり愛情をかけて飼育できる人でなければなりません。動物を飼育するということは、それだけ覚悟が必要なことです。「途中でめんどくさくなってやめる」ということはできません。
〇3、仙台市の「譲渡犬情報」をチェックしよう
準備が出来たら「譲渡犬・猫はいないかな」と探すことになります。仙台市の公式サイトでは譲渡犬情報を開示しています。不定期ですが譲渡会を行っているので、お迎えできそうな子がいないか、何度か通ってみましょう。
http://www.city.sendai.jp/dobutsu/kurashi/shizen/petto/hogodobutsu/joho/inu.html
なお、譲渡会においても「この子がいいな」と思っても、譲渡されない場合があります。譲渡先に関しては、センター職員が総合的な判断を元に決めますので、なるべく「何度か足繁く通う」ようにしましょう。
〇4、民間の動物保護団体をチェックしよう
仙台市で行っている譲渡会以外にも、民間で行っている保護グループがいます。たとえば「ももざくら」という保護グループは、現在も犬や猫の里親を募集しています。
このような民間の動物保護団体でも里親募集を行っているので、里親希望の方はチェックしてみましょう。