「下半身を冷やさないために、お腹にカイロを貼っている」という人は多いと思います。私も以前は下っ腹にカイロを貼っていました。でも、正直な話、それほどあたたまった記憶がありません。部分的にあたたまっただけ?という感じ。
しかし、「パンツにカイロ」を知って実行したとき、腰まで温まるのを感じました。これはすごい!ということで今回は、「お腹に貼ろうと思っているなら、パンツに貼ってみて!」ということで、パンツにカイロが優秀な理由をご紹介します。
〇熱は下から上に行く!
よく考えてみると、熱は下から上に登っていくものですよね。つまり、下を温めることで、上まで温まります。パンツの外側にカイロを貼ることによって、その熱は上、つまりお腹や腰の方まで上がって行きます。
パンツの中が温かいのはもちろん、長時間にわたって上に向かって熱を放出してくれます。低温やけどには注意が必要ですが(寝ている間は使用不可)、「どこを温める?」となったら、温めたい場所の下を温めたほうがいいです。
〇お尻は冷えている
寒くなると腰が痛くなる、という人も多いですが、腰の痛みってお尻の冷えからきている場合もあります。お尻ってあまり動かしませんし、触るといつもひんやりしていませんか?冬になると、とくに冷えている部分となります。
この冷えたお尻から、腰に向かって冷えが上がっていくと痛みに変わることがあります。ところが、人によっては「温かい椅子(床暖房なども)に座ったら、痛くなくなった」ということがあります。それだけ、お尻は冷えていたということです。
お尻には筋肉が少ないので、なかなか熱を持ちません。外側から温めてあげることによって、腰まで温まるのであれば、パンツに貼ってみる価値はあるでしょう。
〇自律神経の乱れも改善!?
「子宮を温めると良い」と言われるのですが、その理由としては「自律神経の乱れが改善するから」です。とくに女性の場合、子宮や卵巣など、ホルモンの影響を受ける臓器ですので、血行不良や筋肉の収縮がダイレクトに体調に影響します。
眠れない、頭が痛い、だるい、と言った不調も、子宮などの臓器の冷えが原因だった場合、温めることによって改善することがあります。この「温める」とは、何枚も重ね着して熱を逃がさない、というよりも、失ってしまった熱を補ってあげる、という意味で熱を加えてあげる必要があると思います。冷え性になった足は、何枚も靴下を履いても冷たいままですからね。
しっかり臓器がぬくもりを取り戻すことができたら、正常な働きをしてくれるでしょう。その結果として、体調不良が緩和されることにも繋がる可能性があります。個人差はありますが、やってみる価値はあるでしょう。