働く女性を応援す仙台情報サイト「Me」

【女性に多い“冬季うつ”】なぜ健康な私が?その原因とは

健康に気を使って生活していれば病気にはならない!…とはいかないのが人間の体ですが、とかく、「自己責任」とされがちなのが精神疾患です。精神疾患は心の病というよりも、脳の病、と言ったほうがしっくりきます。

とくに、季節性のうつ症状が現れる「冬季うつ」に関しては、夏に元気いっぱいに過ごしていた健康な人であっても、突然症状が現れることがあります。今回は、そんな冬季うつの原因についてご紹介します。

【太陽があまり出ない冬場に起こる】

冬季うつは、その名のとおり「冬場に起こる」ことが特徴です。症状は、通常のうつとほぼ同じだそうです。うつ病と違うのは、「原因がはっきりしていること」。

つまり、「日照不足により脳内のセロトニンが減少したこと」が原因でうつ症状が出るのです。もし、冬場であっても「職場が嫌で行きたくない」「上司にいじめられて」「人間関係が…」などが原因で起こったものであれば、冬季うつではありません。

冬季うつは季節限定の疾患なので、春になれば治ります。ただ、春になるまでずっと眠っている、というわけにもいきませんし、日常生活に支障をきたすこともあるので、症状が出た場合は専門医を受診することをおすすめしています。

参考サイト:冬眠と同じ? 睡眠障害から見る冬季うつ病の特徴(https://allabout.co.jp/gm/gc/373067/

【誰にでも起こる“冬季うつ”】

普段は元気いっぱいでハツラツとしているから、と言って、冬季うつにはならない、ということはありませんし、気をつけていたからと言って絶対にかからない病気ではありません。

もし冬季うつでは?と疑わしい場合は、まずは無理をしていつもと同じタスクをこなそうとはしないことです。倦怠感や眠気が強い、ということを「気のせい」と思い込んで生活している人もいますが、そのような無理は蓄積します。

風邪をひいたときでさえ、静かに安静に過ごすのですから、「調子が悪いな、おかしいな」と思ったら、休むことを第一に考えてください。

また、日照不足によって起こる冬季うつに関しては、積極的に日光を浴びたり、できるだけ外出する、などの行動で、調子が良くなりますので、室内で過ごすことが多い人はなるべく外に出るように心がけましょう。

この記事を書いた人
福永知世
1983年青森市生まれ、宮城学院女子大卒。福永緑丸名義で共著『怪談実話コンテスト傑作選 痕跡』(メディアファク トリーMF文庫)がある。http://milkgraph.web.fc2.com/
トップへ戻る