どんなダイエットを試しても、これと言った効果はなく、流行のダイエットに流されてしまっている…なんてことはありませんか?
今年こそ痩せたい!と思ったのなら、自分にぴったりのダイエット方法を見つけるところからはじめなければいけません。
自分の太る原因について知りたい方は(1)からご覧下さい。なお医学的根拠はなく、あくまで私個人のダイエット経験からご紹介しております。
【5、タイプ別の適したダイエット方法(その4)】
Gの便秘タイプの人は、そもそも根本的に便秘を改善しなければ、ほかにどんなダイエットを試しても効果は期待できません。スポーツをしてカロリーを消費するよりも、お腹の中がすっきりすることを目指しましょう。
体内を老廃物が巡っている状態ですから、口臭や体臭の原因になりますし、本来なら消費されるはずの脂肪もなかなか効率的に消費されません。ぽっこりお腹は太っているのではなく、出すべきものがまだ入っている状態です。
便秘も人によって種類が様々で、精神的なストレスが原因であったり、腸の蠕動運動が足りないとか、食事内容など、原因は多岐にわたります。
やはり、こういった便秘状態を放置するのではなく、専門医に相談して根本的に治していくことが大事だと思います。これは個人的にですが、産後に便秘がひどかったときは、ビオフェルミンを飲み続けたら良くなりました。砂糖の代わりにオリゴ糖を使用したり、毎日ウォーキングをしてお腹に刺激を与えるもの良いとされています。
Hの気のせいタイプ。実はこのタイプの人が最も多く、最も厄介です。痩せている人がきれいに見える。自分もそうなりたい。痩せたらきれいになる。これはイコールではありません。
確かに、あと5kg痩せられたら、モデルの人と身長体重が同じになる…のだとしても、見た目まで同じになるわけではありません。これは、「今の自分」をきちんと受け入れられていないことからの現実逃避のひとつです。
それよりも、今の自分に似合う服。今の自分に一番合うメイクをして、今のままで勝負することを考えた方がよほど建設的です。
5kg太っちゃったから5kg戻そうとか、肥満体重になったから標準になりたい、というのとは違い、標準体重なのに「私は太ってる」と思い込むことは、危険なことではないでしょうか。
美味しいものを適度に食べて、適度に運動もしていて、風邪をひきやすいわけでもなく、普通の生活をしていて普通の体型。これが恵まれた状態である、ということに気が付くべきです。
人は通常、ちょっと食べ過ぎたり、ちょっと食べなさすぎたくらいでは、体重に大きな変動は起こりません。しばらくすると体重が元に戻るのは、“それが自分の体重だから”です。
むやみに体型を変化させるのはお勧めできません。とくに女性で、これから妊娠・出産の可能性のある人はとくにそうです。今の自分の体型を認めて愛すること。ここから、自分の本当の魅力を発揮していけるのではないでしょうか。
(つづく)