働く女性を応援す仙台情報サイト「Me」

ママにとって一番大切なこと~完璧じゃなくていいと思うのです~

夫とケンカしてしまった。

育児で自由にならぬ心と体のストレスがつのり、思わず「私一人じゃ無理!」と怒鳴ってしまった。あーあ。自己嫌悪に陥る…。

 

夫だって仕事をしている。夫は日中、私よりも忙しいし精神的にも追い込まれているはずだ。そこをわかっているにも関わらず、家でくらいゆっくり休んでほしいと思っているのに、溜まりにたまった不満が一気に爆発してしまったのだ。

最近読んだ育児書によると、人間含め動物のメスはみな、子どもを持つと本能的に凶暴になるらしい。わが子を守らなければというメスの強い思いが高じて、周囲への敵意をMAXにさせるからだそうだ。自分も今、その状態なのだろうか…。

子どもが昼寝をしなくなってからは、自分の時間がまるでなくて、息抜きはおろか自分のご飯やトイレまで我慢しなければいけない瞬間もある。それでもメスとしての本能がうずくのか、離乳食訓練は遅らせたくないし、子どもが日々充実するようたくさん遊んであげたいし、家事だって完璧にこなしたい。…とここまで理想を挙げてみたものの、現実は無理!やりたいことの半分もできやしないのだ。

ここで一旦、我に返り、育児の根本的な部分を考え直す。「私は何のために、こんなに頑張っているのか?」と。子どものため?それとも自分のため?毎日のスケジュールを完璧にこなせば、良い子育てをしていると言えるのか?むしろ完璧を求める気持ちが、家族や自分自身を狭い世界に縛り付けてはいないか?ピリピリしながら生活する私を、家族はどう思っているだろうか?と。考える、考える、考えることくらいなら抱っこしながらでもできるから、いっぱい考える。そして、「完璧じゃなくても、いいのかも知れない」という答えにたどり着く。

母は万能でなくてもいいのかも知れない。できないならできないと匙を投げる日があってもいいのかも知れない。一人でしくしく泣く日があってもいいのかも知れない。夫に当たる日があってもいいのかも知れない。次の日、また笑顔で家族と向き合えるのなら。

子どもは生まれながらにして繊細な感受性を持っている。母がいらいらしていたら、きっとその感情が子どもに伝わってしまう。将来的に親の顔色をうかがうような子になったら大変だ。

今回私が夫に怒鳴ってしまった件は反省しつつ、今後はストレスを小まめに発散するよう工夫してみようと思う。適度に手を抜く子育てを。私の心の安定が、そのままわが子の心の安定に繋がるのだから。明日こそ、笑顔で夫と子どもに「おはよう」を言おう!

この記事を書いた人
齋藤 惠
2015年8月から執筆活動を開始。 専業主婦として家事と子育てが生活のメイン。合間にのんびりとコラムを書く毎日。 金融機関に勤めていたことから金融知識や社会保障についての執筆・取材依頼が多い。 他にも恋愛、結婚、育児、旅行など執筆ジャンルは多岐にわたる。
トップへ戻る