第一回で「長女とそれ以外の人の違い」、第二回で「長女が不器用になった原因」、第三回では「長女は奴隷化されている」、第四回では「長女がほしいもの」、第五回で「長女であることの利点を生かす」、第六回で「長女が自分に自信を持つ」についてお話しました。
最終回の今回は、「不器用な長女が結婚するには?」について考えてみたいと思います。
1、恋愛するな、結婚しろ
長女は集団の中に個人としていると、どうしても損を被りやすいです。これは、うまくそれを回避していかない限り、どうしても避けられない現実です。
そのため、仕事をしていても「みんなちゃんとやらない分を全部私がフォローしているのに評価されない」ということが度々あるかと思います。
そこで、長女以外であれば「どうして私がこんなことやらなきゃいけないんですか?」と文句のひとつも言いそうな場面でも、ぐっとこらえてしまうのが長女です。
このような人は、恋愛において駆け引きが苦手です。男が「女にわがまま言ってほしい」という場面でも、気の利いたわがままが言えませんし、甘えるなんてプライドが許しません。
そのため、第一子長女は、恋愛ではなく、ストレートに結婚を考えた方がいいでしょう。恋愛がしたければ、結婚後にすればいいです。
恋愛は、いわば“騙し合い”ですから、そもそも誠実さを求める長女には向かないのです。そのため、書面での契約事項である“結婚”であれば、お互いに責任のある付き合い方ができます。
2、合コンよりお見合い!
第一子長女が出会いを求める場合、合コンや街コンよりも、きちんとしたお見合いがいいでしょう。また、「恋活」などと言葉を濁すのではなく、目的を明確にして「婚活」と言い切った方が行動しやすくなります。
“成功する野心家”の長女は、「なんとなくいつか結婚できたらいいな」という目標では、なかなか動きませんから、「絶対に1年以内に結婚してやる」と決意した方が結果を出せます。
また、「数年お付き合いしてから結婚…」などと流暢なことを言うよりも、「じゃあ、とりあえず結婚して一緒に住んじゃおうか」みたいな男性とスピード婚した方がいいかもしれません。
第一子長女の場合、“相手が誰であっても尽くす”ということが可能なので、忍耐力はすでに兼ね備えています。暴力や借金がない普通の男性であれば、あとは耐えるだけ、ということを身を持って知っているのです。
結婚しさえすれば、自分の力で幸せになれる。これが、損ばかりしてきた第一子長女の幸福かもしれません。
また、結婚しないまま独身であったとしても、仕事や趣味の場において成功を収めることができる、と考えると、今までの苦労は無駄ではなかったことになります。
もっと欲張って、自分のしたいことをして、自分を褒めて、楽しく明るい方向へすすめたら、きっと「長女で良かった!」と思える日がくるでしょう。