ツイッターで話題になった「ヘルプマーク」。このほかに、私たちは案外知らないまま過ごしているマークがあるんじゃないか?
ということで、内閣府で呼びかけている障がい者マークを、今一度勉強し直そう!ということで、ご紹介していきます。
1、あまり見たことがないマーク
まずは、こちらのマークをご覧下さい。緑の線で上向きの矢印のようなものが描かれています。実際、私はこれを、あまり目にしたことはありません。
これは、「耳が不自由」であることを表すマークで、これを表示された場合は「ああ、そうか、この人耳が聞こえないんだ!」と理解してあげよう、というマークです。
耳が聞こえない人は、見た感じすぐそうだとわかりません。すれ違っただけでは、「ああこの人耳が聞こえないんだな」とはわからないです。
いざ話をしようとすると、「あれ?」と思うことになります。また、耳が聞こえないから気がつかないこともあったり、それが原因でトラブルになることもあるかもしれません。
もしこのマークを見かけたら、すぐに「耳が不自由なんだな」と理解して、工夫してコミュニケーションをとるようにしましょう。
2、目に見えない障がい
こちらのマークも、あまり知られていないかもしれません。こちらは「ハートプラスマーク」と言って、目に見えない部分…身体内部に障がいを抱えている人を表すものです。
一見してわかる障がい、というのは人に「障がいだ」と理解されやすいですが、実際は見えない障がいを抱えている人のほうが多いです。
ホームページにも「身体内部(心臓、呼吸機能、じん臓、膀胱・直腸、小腸、肝臓、免疫機能)に障害がある方は外見からは分かりにくいため、様々な誤解を受けることがあります」とあります。
持病を抱えていて、突然具合が悪くなっても「どうせ仮病だろ」とか「おおげさなんだよ」とあしらわれてしまっては、辛い思いをするばかりです。
また、障がい者であるはずなのに、障がい者マークのある駐車スペースに車を停めて、「そこは使ったらだめだ!」と批難されることもしばしばあるようです。
そういった「目に見えないからこそ苦しい障がい」に理解を示すことも、健康な人の役目ではないかな、と思います。
(4)へつづく