ツイッターで話題になっていた「ヘルプマーク」。その認知度は低く、あまり理解を得られていない、というのが現実かもしれません。
では私たちが、実際にこういったマークに対してどのくらい理解しているのか。パッと見ただけで、それがどんなことを意味しているのか。
自信を持って「わかる!」と言える人はどのくらいいるでしょうか。ということで、今回は「どんなマークがあるのか」についてご紹介したいと思います。
1、内閣府が呼びかけているマーク
まず、内閣府(http://www8.cao.go.jp/shougai/mark/mark.html)が呼びかけている障がい者関係のマークですが、ホームページに掲載されているのは10個。
よく知っているものから、あまり知らないものまであります。青い車椅子のマークは皆さんもよくご存知かと思います。
この青に車椅子のマークは、「車椅子の人」という意味ではなく、「障がい者全般」を意味しているマークです。
「障害者が利用できる建物、施設であることを明確に表すための世界共通のシンボルマークです」と紹介されています。
このマークのある駐車スペースを見つけたら、障がい者優先なので利用しないなど、配慮していくことが大事です。
2、車を運転する人が注意すべきマーク
では、こちらをご覧下さい。このマークはどんなマークでしょうか。青いクローバーマークと、緑に黄色の蝶のマークですね。
私も運転免許を持っていますが、このマークのことはあまり詳しく知りませんでした。「見たことあるな」くらいの感じでした。
この青いクローバーマークは、「肢体不自由であることを理由に免許に条件を付されている方が運転する車に表示するマーク」です。
たとえば、足が不自由な人でも運転できる自動車がありますが、そういった人が運転している車に貼られていることがあります。
また、緑に黄色い蝶のマークは、「聴覚障害であることを理由に免許に条件を付されている方が運転する車に表示するマーク」です。
耳が聞こえない、または聞こえにくいという人が運転している車に貼られています。
そして、これらのマークの貼られた車に対して、幅寄せや割り込みを行った運転者は、道路交通法の規定により罰せられます。知らなかった、では済まされません。
(3)へつづく。