第1回では「相手の選び方」、前回が「相手への接し方」についてのお話でした。恋愛が長続きしない、という人はその恋愛の仕方がパターン化してしまっている場合が多く見られます。
前回は「自分に原因がある場合」の中の3つの原因のうち、ひとつめをご紹介しました。今回は、ふたつめの「自分自身への評価に問題がある」についてご紹介します。
自分への評価、と言われて、正確な点数をつけることはできているでしょうか。おそらく、完璧に自分を客観視できる人は存在しません。
そのため、実際の点数より高く評価していたり、低く評価していたりします。その誤差が少なければ「自分をしっかり把握できている」ということになりますが、そうでない場合は、まだ自分という人間を理解できていない、ということになります。
1、自分への評価が高すぎる
自分への評価が高すぎる場合、というのは、例えば「私は雑誌のモデル並に美人だ!それなのに周囲の人間の評価が低すぎる!」みたいな感じです。
周囲の評価がすべてではありませんし、自分で自分に価値があると思うのはいいのですが、現実とのギャップが大きいと噛み合わなくなります。
恋愛期間が短くなる要因としては、彼がその彼女に対して「この人は自分の器を理解できていないんだな」と悟ってしまうことにあります。
言い換えれば、サイズも合わない、似合わない服をずっと「似合っている」と思い込んで着ているようなものです。
自分への評価は数字にして見せることはできないものですし、結果が出ないことを「周囲の評価が悪い」と他人のせいにしてばかりでは、努力をしない人間になってしまいます。
自己評価が高すぎることによって、どんなに理解してくれる良い男性であっても、早い段階で見切りをつけられることがあります。
2、自分への評価が低すぎる
または逆に、自分への評価が低すぎる場合も、短命の恋にする原因となります。自己評価が低いと、「私なんて…」と考えがちです。
すると、彼に対して「ほかの女性と付き合ったほうがいいんじゃない?」とか「本当に私なんかでいいの?」という言葉になって表れます。
ということは、彼にとってみれば、まるで「価値のない女を自分が選んだ」「ほかにいい女がいるのに、この程度で満足している」という気分になります。
言い換えると、「同じ値段で売っている商品の中で、あなたは不良品を買ったんですよ」と言われている気分になります。
いくら好きで付き合っていたとしても、これでは好きで居続けることができません。自分で自分への評価を低くすることによって、彼を苦しめてしまうのです。
(4)へつづく。