話には聞くけど、私はモラハラにあいたくない!モラハラ夫と結婚し、苦しい生活に耐えなければいけないなんて、考えるだけで地獄です。
前回に引き続き、モラハラ夫に悩まされないためのヒントをご紹介していきます。今回は、「ヒントその4・女性の立場を向上させる」をご紹介します。
1、年収で勝つ
男性は、案外と女性と比べて“打たれ弱い”という特徴があります。とくに、形や数字にして見せると、あっさり負けを認めたりします。
誰に対しても負けたくない、と思っている人だって、とくに年収という形で数字を見せられると、激しく落ち込むかもしれません。
モラハラ夫は、妻に「逆らえない理由」を提示します。たとえば、妻が仕事をしても、家事も育児もあればせいぜいがパートタイマー。すると、とても夫の年収は超えられません。
夫は、これみよがしに「お前は誰の金で食っていけると思うんだ?」と言います。お金だけではありませんが、“いかにも俺が勝っている、だからお前は従わなければいけない”という理由を提示するのがモラハラ夫です。
このような点から言えば、モラハラ男に捕まらない、またモラハラの被害にあわないために、“数字で結果を残す”という、男性的なやり方も考慮して行かねばならない、ということです。
いくらモラハラ気質の男性であっても、妻の年収に負ければぐうのねも出ません。なんでも完璧にこなす、ということではなく、男性に対しての強みを持って生きる、ということが大切かもしれません。
2、生活面も精神面も自立する
モラハラ夫は、妻に依存し、妻もまた自分に依存するように仕向けることでモラハラを行います。専業主婦家庭でモラハラが起こりやすいのは、このためです。
すでにモラハラが起こっているご家庭では、そこから抜け出すのは難しいですが、「これから誰かと結婚するだろうけど、モラハラ夫は嫌だ」と思っている独身女性は、この点を中心に考えた方がいいでしょう。
“夫に依存しない”ということです。これは、生活面も精神面もです。「いつ離婚しても平気な状況」で結婚生活を送る。大変危機迫った状況のようですが、この緊張感はなくしてはいけません。
「あなたなくしては生きていけない」という環境が、モラハラの土台にあり、夫は「お前は俺なしでは生きていけないんだからモラハラしても俺は許される」という思い込みを持っています(とは言え、本人にその自覚はない場合が多い)。
家事も育児も、だからこそ分担しなければならないでしょうし、そうでないのなら結婚しない方が良かった、という結末を迎える可能性は十分にあります。
今後はとくに、この男女同権の流れは加速していくと思いますが、未だに男尊女卑の風潮はなくなりません。20代・30代の女性でも、女性軽視を感じる場面は少なくないでしょう。
結婚を墓場にしないためにも、“自分の力で生きていく”、“夫に依存しない”という姿勢は重要です。
(5)へつづく。