話には聞くけど、私は関係ないでしょ。まだ結婚していない女性は、モラハラ夫は他人事だと思いますか?意外と身近にモラハラ夫はいます。
そんな隠れて表沙汰にならないだけに、怖いモラハラ。その被害にあわないために、できることはないのでしょうか。
引き続き、モラハラ夫の被害にあわないためのヒントをご紹介したいと思います。今回は、「ヒントその3・他人を介入させる」についてお話したいと思います。
1、モラハラはふたりきりの時に起こる
モラハラの場面、というのを目撃したことはあるでしょうか。おそらく、多くの人が、他人のその場面に遭遇した経験がないと思います。
というのも、多くのモラハラは“ふたりきりになった時”に起こっているからです。ごく閉鎖的な空間で、相手を従わせようとする行為で、オープンな環境では行われません。
モラハラをする人は、頭を使います。相手を効率的に追い込もうとしますので、自分が不利になるような環境下ではモラハラができないのです。
もし、他人の目のある場所で行い、指摘を受けた場合、立場が危うくなります。人を支配する、ということを目的とした場合、ふたりきりの方が優位な立場に立てるのです。
そして、恋愛や結婚というのは、このような“ふたりきりの状況”が作られやすい、ということでもあります。
2、他人を介入させるオープンな関係
恋愛も結婚もそうですが、“ふたりがよければそれでいい”というわけにはいきません。友人に紹介したり、家族に紹介したりもします。
また、共通の友人がいたり、家族ぐるみの付き合いであったりもするでしょう。結婚しても、いつも友人が遊びに来る家庭であったり、交際もグループ交際中心でいつもダブルデートということがあるかもしれません。
モラハラ気質な男性、またモラハラ夫は、オープンな環境を嫌います。ふたりきりになろうとします。また、ほかの付き合いから女性を遠ざけようと画策したりもします。
これは、妻に仕事をしてほしくない夫、妻が友人と家の話をするのを嫌がる夫、家に友人を上げるのを嫌がる夫、妻を友人にも紹介したがらない夫、とも共通します。
確かに、夫婦間、恋人間には秘密もあって然りですが、「誰かに見られて困るようなことをたくさん抱え込んでいる彼」がモラハラに転じる事案は多いようです。
もし、相手の男性が“閉鎖的な環境下での交際を求めてくる”ようなら、そこに他人をどんどん介入させ、オープンな関係を作るように心がけましょう。
たとえば、友人をどんどん紹介する。彼と、人がたくさんいる場所をデートする。彼の友人も紹介してもらう。家族ぐるみで交際する、など。
また、この時点で“無理にでも閉鎖的な環境に引きずるこもうとする”というのであれば、モラハラに発展する可能性が非常に高いと判断していいでしょう。
(4)へつづく。