第一回は「運命の人に出会った経験のある人」、第二回は「運命の人に出会うとどうなるか」、第三回は、「どうやって運命を見つけるか」についてお話しました。
今回は、「誰が運命の人なのか」についてお話したいと思います。まず、運命の人とは、必ずしも“将来の結婚相手”を指すわけではありません。
もちろん、将来誰かと結婚することになれば、その人も運命の人と呼べるのかもしれませんが、ここでは結婚相手に限定しません。
そもそも、将来結婚することだけが女性の幸せではありません。もし、今後どこかで出会った誰かに影響を受けて始めた趣味がきっかけで、世界に飛び出して何かに挑戦する…という展開があるのなら、それもまた幸せです。
1、血眼で運命の相手を探さない
「どうしても結婚したい!」そう考えている女性が全員結婚できる、とは限りません。「結婚したかったけどできなかった」という人も存在しますし、今後も増える傾向にあると思います。
では、その結婚できなかった人は不幸でしょうか。そんなことはありません。むしろ、本当に自分がやりたいこと、楽しいことが見つけられずに途方にくれている人の方がよほど不幸です。
結婚できなかった人は、運命の人に出会えなかったのでしょうか?それも違います。普段から運命の人とは出会っていますし、また出会うためにどんどん見識を広げていかなければならないでしょう。
職場の嫌な上司も、言ってみれば“試練を与えてくれる運命の人”でしょうし、仲の良い同僚だって“癒しを与えてくれる運命の人”かもしれません。
そういう意味で、無駄な出会いなどひとつもありませんし、なんなら今までの出会い全部が運命だった、と行っても過言ではありません。
それらが恋愛に結びつくかどうかはさておいて、「この人は運命じゃない、もっと良い人が運命の相手のはずだ」と血眼になって這いつくばって探したって、一向に見つかりません。今の状況を受け入れることが先です。
2、恋愛における“運命の人”はどこに?
では、恋愛における“運命の人”はどこにいるのでしょうか。誰が自分にとっての運命の人なのでしょうか。
もし、本当に運命の人が用意されているのなら、何もしなくてただ黙っているだけでも、時間になれば現れるのでしょうが、そんなに簡単なことではありません。
では、どんな努力をすればいいのか。これも人によって様々ですし、努力をしたから出会える、というわけでもありません。
ではどうしたら?…それは「信じて待つ」のと同時に、「今できる精一杯のことをする」これに尽きます。
もし相手が運命の相手だとしたら、逃れられない運命の渦と共に、嫌でも目の前に現れるはずです。それが自分の好き・嫌いに関わらず、出会いたい・出会いたくないに関わらず、です。
だからと言って、ただ部屋の中にいて寝て待っていればいいか、というとそういうことではなく、運命の人が現れるまでの間は、やはりこれまた抗えない運命に身を任せて右往左往していなければなりません。
巨大な迷路に入り込んで、どっちが出口か探しながら、ひたすら歩いて迷っていなければなりません。そこで「やっぱやめた!」とリタイアすれば、出会えなくなります。
見えないものなので「誰なのか・どこにいるのか」不安になりますが、その相手を探しに行くよりも、心のナビに従って、「楽しい方、行ってみたい方」に進んでいけば、おのずと出会える仕組みになっているのかもしれません。
第三回←→第五回へ続く。