第一回では「リスク回避」、第二回で「草食化した男」、第三回で「生活水準」、第四回で「失敗できない」、第五回では、「出会いの場所」についてお話しました。最終回である今回は「じゃあ、どうすればいいの?」についてお話したいと思います。
今の世の中風に言えば、「出会いがないのは自己責任」なのだと思いますが、何をもってして「出会いとする」のかが大きなヒントになるのではないのかなあ、と思います。
1、男女で区別しないで
恋愛の意味での「出会いがない」と言う人は、恋愛は別として、女性との友情としての出会いはあるのでしょうか。
たまたま好きなアイドルのコンサートに行った際、隣の席に座った同年代の女性と意気投合した!とか、お店の店員さんと話をしたら共通点が多くて仲良くなった!とか。
実際は、これだって立派な「出会い」であるはずです。フェイスブックを通じて友人の友人と知り合って、今度お茶することになった!みたいなこともあるはずです。
つまり、普通に生活しているだけで私たちは誰かと“運命的な出会い”をしているのです。この女性との出会いの延長線上で、男性とも出会いを重ねて行けば、中には恋愛に繋がる糸を見つけることもできます。
“男性との出会い”に限定することなく、様々な人との出会いを求めていける人となることが、“出会える人”になるための第一歩です。
2、選ばない
また、人によっては、同時に何人もの男性と知り合う機会もあるでしょう。人はその中から「付き合うんだったら、この人かな」などと、勝手にランキングをしてしまいます。
「この人はアリ、この人はナシ」と決めてしまうことは、自分にとっての間口を狭めてしまうことになります。
評価は後からついてきます。まずは、自然の流れに身を任せてみましょう。自分から選んで動くことも大事ではありますが、事の成り行きに任せると、意外な展開が起こるかもしれません。
この「どうなるかわからない状態」を楽しめる人になれば、自分にとって必要な人だけが自分の回りに集まるようになります。
3、恋愛できる女になる
出会いがない、もう何年も恋愛していない、彼氏はほしいけどできない、このまま一生独身なのかな。独り言のように、だらだらとぼやきが止まりません。
理想の恋なんかできないんだろうし、かっこいい人は美人がどんどん持っていく。残ったザコ(失礼)には良いものはないし、だったら恋愛も結婚もしなくていいかな。
そうでしょうか。どうして残ったのがザコ(やっぱり失礼)だと思うのでしょうか。周囲を見ても、性格がいいのにまだ独身の男性や、結婚したくて彼女募集中のイケメンも結構います。
これって、言ってみれば「出会いがない」と言っている女性ほど、世間を知らないのです。井の中のカワズなのです。
日本から出たことがなければ、本当に広い大地を知らないように、今生きている世界がすべてだ、と思い込んでいるのです。
やはり「出会いがない」と思ったら、行動しなければいけません。行ったことのない場所に行ってみなければなりません。見たことのない世界をみて、経験したことのないことを経験しなければなりません。
そうでなければ、やはり一生出会いなど訪れませんし、ずっと壁に向かってブツブツつぶやくだけの人生となってしまいます。
出会える女、恋愛できる女になるためには、自分を変えなければいけません。今までのパターンに気づき、それを壊すこと。そして、リスクを恐れずにほしいものを掴みに行く姿勢が大事です。
周囲からどう見られようが、何を言われようが、自分の求めている幸せのカタチは自分にしかわかりません。ほかの誰でもない、“自分自身のために誰かと出会う”。今からでもすぐ実践できるはずです。