子供が保育園や小学校から、アタマジラミをもらってきてしまうと大変!なんと言っても、「頭にシラミがいる」と気にしながら生活しなければならないのは、なんとも苦痛です。
前回、基本的な治療として「スミスリンシャンプーで撃退する」とご紹介しましたが、もし皮膚が弱くてスミスリンシャンプーが使えない場合はどうするのでしょうか。
また、スミスリンシャンプーはいわば殺虫剤。子供に使用したくない!という親御さんも多いようです。今回は、スミスリンシャンプーに頼らないアタマジラミの治療についてご紹介します。
1、専用コームで念入りに
アタマジラミは、目視で確認することができます。髪の毛をかきわけて、よーく見てみると、シラミ本体も、卵も見えるので、手で取って退治することが可能です。
とは言え、ひとつひとつを確認して、全部駆除するのは大変。そこで、目の細かい専用コームで髪を梳くと、卵もシラミ本体もするりととれます。
これを繰り返し行えば、限りなくゼロに近づきます。ただ、卵がひとつでも残っていて、それが孵化してしまうと同じことの繰り返しなので、しばらく念入りに続けることが必要です。
2、スミスリンシャンプー以外で
我が家で使ったのは、「シラミノンノン」(http://www.siramitaisaku.com/dogu/nonnnou.html)という商品。スミスリンと違って、殺虫剤ではなく、制虫剤です。
シラミを殺す、というよりも、卵を孵化させないようにする、というもので、普通に洗髪したあとに頭皮に塗布するタイプです。
肌にも優しく、小さな子供にも安心ということで使いました。専用コームで髪を梳きながら、徐々に撃退していくので、即効性はありません。
ただ、アタマジラミの場合、風邪やインフルエンザのように「1回かかったら、しばらくは抗体ができて発症しない」ということがなく、保育園で流行している限り、もらってくる可能性は常にあります。
1回退治したからもう安心、ということではないので、このような長期的に使えて肌にも優しい治療法の方が、我が家には向いていると思いました。
3、独身の若い女性でもアタマジラミは多い!
意外とびっくりだったのが、保育園や小学校で流行する以外に、若い独身の女性でもアタマジラミを保有し、治療している人が多い、ということ。
そのため、スミスリンシャンプーは結構売れているそうです。アタマジラミ自体珍しいものではなく、また本人がいくら気をつけていても、ちょっとした接触で移るのだそうです。
たとえば、お店で帽子の試着をしたり、誰かが使ったヘアブラシを使用する、ということでも感染する可能性はあります。
アタマジラミがいると、頭のかゆみ、フケが増える、などの症状が出ます。自分ではチェックしずらいので、大量発生してから気が付くというパターンも多いそうです。
怖い…というか、とても嫌なものではありますが、治療する方法がありますし、対処法を知っていれば恐れる必要はありません。
たまに、ダダダっと集団感染が起こりますが、もしそんな時がきたら「よし!」と気合を入れて、家族一致団結して治療しましょう。