「転職しようかな」もしくは「このままではいられないな」と考えていませんか?新卒で定年まで働き続ける人は減り、今はキャリアアップも兼ねて転職する人が増えました。
また、非正規雇用から正規雇用へのチャレンジとして、働きながら就職活動を続けている人もいると思います。
では、本当に納得できる仕事に就く、という目標を掲げた上で、この転職を成功させるためには何が重要でしょうか。
それは「タイミング」です。というのも、能力の人柄も、資格も重要ですが、最も重要なのは「ここで働きたい!」と思ったときに、その企業で募集しているかどうか、です。
そのタイミングをものにするための3つのヒントをご紹介していきたいと思います。
【ヒント1・とりあえずの生活】
まず“転職を成功させる”とか、“ここだ!と思える仕事に出会える”みたいなことを最終目標に置いている場合、焦ってはいけません。
もし「明日からの生活の目処も立たない」という状況で焦っていれば、きっと目先の欲に駆られて、おかしな職業に就いてしまう可能性もあります。
実際、お金がなくて焦った中年男性が、「この健康食品を知り合いに勧めるだけで、月に〇万円もらえる」というふれこみの、ねずみ講に引っかかって大損する、みたいなケースはよくあります。
もしくは、表面上は求人で、まるで月給が固定給のように募集してあるにも関わらず、実際は業務委託で諸経費は自己負担、給料ではなく出来高制で、お金を稼ぐつもりが逆に支出の方が上回った…みたいなケースも。
本当に就きたい職業を見つける、という場合、大事なのは“今とりあえず不服ながらも生活していけること”です。
今の仕事に不満があってもいいです。非正規雇用でも構わないと思いますし、収入が低くて贅沢はできないかもしれません。
それでも、「タイミングが来るまで待てる」という生活を維持できていることが、第一の土台です。焦って飛びついて大怪我をすることがないように、タイミングを待ちましょう。
(2)へつづく。