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ストレス?不安?どうしてもやめられない過食を抑える7つの方法(1)

誰しも、ひとつは「どうしてもやめられないこと」があります。タバコかもしれませんし、お酒かもしれません。

もしくは、毎日大好きなぬいぐるみを抱きしめて眠る人や、コーヒーに大量の砂糖を入れてしまう人もいるでしょう。

みんな自分を自分に戻すためのスイッチみたいなものを持っていて、それによって安心感を得たり、不安を消し去ろうとします。

しかし、その方法が逆に自分を苦しめることになる…という場合もあります。そのひとつが、「過食」です。または、「過食嘔吐」にまで至っているケースもあります。

これは単に「食べ過ぎを我慢すればいい」というものではありません。食べ物を遠ざければいい、見なければいい、という方法では改善しない、厄介なものです。

では、この厄介な癖は、どうすれば改善するのでしょうか。ここから酷い摂食障害にならないためには、どうしればいいのでしょうか。

今回から7回にわたって、この「過食」について症状を緩和する、また衝動を抑える方法についてご紹介していきたいと思います。

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1、悪いことをしているのではありません

深夜に菓子パンを食べてしまった。スナック菓子を大量購入して、味もわからないまま口に詰め込んでいる。とにかく何か食べていないと落ち着かない。

これらの衝動を抱えている人の多くが、食べながら自分を攻めています。食べれば太るし、お金も無駄になっている。意味のない過食行動を繰り返す自分は醜い。

まず、食べることは、悪いことではありません。なぜ食べたいのかは、人によって理由は様々ですが、食べる行為そのものは、何も悪くありません。罪でもありません。

そして、食べなければ落ち着かない、食べ物についつい手が伸びてしまうのは、“体が発しているSOS信号”にほかなりません。

空腹でもないのに食べずにはいられない。これは、風邪で頭が痛くなるように、転んでぶつけた所が痛くなるように、「体に何かが足りていない」というシグナルです。

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2、食べてもいい

もしかしたら、「これが最後、これを食べたらもうやめよう」と思って食べているかもしれません。体重計に乗るのも、鏡を見るのも怖くなっているかもしれません。

でも、食べる姿が醜いでしょうか?太ったからかわいくないのでしょうか?過食を抑える方法、ひとつめは「食べることを肯定する」です。

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もし今から10kg増えてしまっても、ダイエットしようと思えば可能です。今はただ、罪悪感を感じながら食べる、という辛い気持ちを緩和させることの方が先です。

また、「太るから食べてすぐ吐く、下剤で出す」という方法で、“なかったことにしよう”とする人も多いですが、これは酷い摂食障害の入口です。

せっかく食べるのですから、同じ量を食べるにしても、美味しいものを食べたいですし、目で見て美味しそうなものを選びたいです。

安いスナック菓子で簡単にお腹を膨らせることよりも、ちょっと台所に立って、一手間かけた料理をお腹いっぱい食べて満腹になってみてはいかがでしょうか。

(2)へつづく。

この記事を書いた人
福永知世
1983年青森市生まれ、宮城学院女子大卒。福永緑丸名義で共著『怪談実話コンテスト傑作選 痕跡』(メディアファク トリーMF文庫)がある。http://milkgraph.web.fc2.com/
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