結婚は、お互いを信頼していないとできない。夫婦になると、他人同士だったときと違っていろいろ面倒です。
まして、「夫が別の女と寝ている」なんて、考えるだけで気持ち悪いというか、女性にとっては嫌悪感があると思います。
夫が風俗に行って、もらってきた病気が妻に感染する、なんてことも実際あるようです。そこで、男をどこまで信用するか?という話になると、「徐々に信頼できなくなる」という女性は多いです。
今回は、なぜ男は不倫をするのか?という疑問から、男をどこまで信用していいのか、について考えてみたいと思います。
また、あわせてこちらの記事(http://josei-bigaku.jp/otona/uwakisinaiotoko1479/)もご参考ください。
1、「信用する」と「期待する」は違う
まず、信頼関係を築く、というと、夫婦力を合わせて金銭管理したり、子育てするイメージがあると思います。
「相手を信用する」とは、お互いに安心することを指します。目をつぶって倒れても、相手が受け止めてくれるだろう、と思うので安心して倒れることができる。
また、受け止める側は「ちゃんと受け止めるから!」と相手を安心させることが仕事です。これを、お互いに行うことが、“相手を信用する”ということです。
しかし、「期待する」はちょっと違います。期待する、ということはお金とメモを渡して「買い物してきて」とお願いしますが、「あ、そういえばメモしてなかったけど、ヨーグルトもついでに買ってきてくれないかな」みたいなことです。
男性に「裏切られた!」と思っている人の中には、実際は「信用」していなくて「期待」していただけの人がいます。
まず、男性の浮気を防止したり、疑ったりする前に、
・本当に相手を信用できているか
・相手から信用されているか
・期待ではないのか
を見つめ直してみる必要がありそうです。
2、「男」は信用できない・「人間」を信用する
今の日本は、残念ながらまだ「浮気は男の甲斐性」と思われています。一部をのぞき、男性の間では、「浮気を否定されちゃ困るな」と思っている人が大半です。
また、「浮気なんてかわいいじゃない」「男だという証拠だよ」などと言う人もおり、どうも夫となった男性のことは、「男」と「人間」で完全に分けて考えた方が良さそうです。
浮気をしてしまうのは「男(下半身)」。しかし、結婚したのは「人間(頭)」。
ひとりの人の中に、異なる思考の人がふたりいる、と思えば、男を無視してでも人間の方を信用した方が、女性のメンタルな部分にとっては整理しやすいはずです。
浮気する男が悪い夫、ということではないので、“結婚する”ということにおいては、より本質的に人間としての繋がりを重視できる関係になることの方がよほど重要でしょう。
夫に浮気されたくなければ、まずはお互いに信用しあう、というところからはじめなければなりません。信用のバランスが大事です。