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「仕事辞めたい」と思ったら…後悔しない女の人生設計立て直し術(7)最終回

今の仕事がすべてじゃない。でも、まるで自分ひとり取り残されたような気持ちになって、俯いていませんか?

「仕事辞めたい」と思うことは、悪いことではありません。それは、もしかしたら次への新しいきっかけなのかもしれません。

前回は「後悔しない人生設計の仕方」についてお話しました。最終回の今回は、「今までの人生を立て直す」についてご紹介したいと思います。

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1、崩れたならまた最初から積み上げればいいだけ

今の職場を辞めたら、すべて最初からやり直し。新人に戻って、新しいことも覚えて、全部が再スタートになります。

面倒ですか?そうかもしれません。しかし、ことに女性の人生は、再スタートの連続です。結婚を機に退職、妊娠を機に退職、出産を機に退職、夫の転勤に伴い退職。

そのたびに、再就職と退職を繰り返している人もいます。そのため、今どんな理由で仕事を辞めたいにしても、再スタートを恐れる気持ちさえなければ、いくらでも転職していいはずです。

とくに、今は誰に聞いてもみんな中途採用組。新卒で就職した人が定年まで同じ企業にいる、ということはあまりありません。

仕事を辞めることを恥ずかしいと思わず、もし何か崩れてしまったのなら、また最初から積み上げればいいだけ。いつでも人生の立て直しはできます。

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2、いつ再スタートするかではなく、「今」が肝心

過去をやり直せるわけでも、未来に生きることもできない私たちにあるのは、いつも「現在」です。もし今40歳で、これから大学に通いたい、と思うことはもう遅いことでしょうか。

今できることは限られていますが、今やりたいことは今やるしかありません。人生を立て直す、ということを考えたときに、崩れていたのは「姿勢」です。無理な姿勢を直さないと、踏ん張ることができないのです。

その姿勢を直すときが、たまたま今だった、と考えれば、これは無意味な転職ではありません。年齢は関係ありませんし、時期も重要ではないかもしれません。

多くの人は、自分の意思決定に従って行動した結果に対して、後悔することはありません。なぜなら、自分で決断したからです。

後悔するのは、いつも他人の指図だったり、他人に決定権を委ねてしまった場合です。後悔したくなければ、自分の頭で考えてリスクも承知で決定することが大事です。

「今」どうするか、は自分しか決められません。辞めるにしろ、辞めないにしろ、選択権が自分の手の中にある、ということは素晴らしいことです。

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3、思い立ったが吉日

仕事とプライベートと人生って、考えれば頭がパンクしそうになるくらいですが、正直な話、仕事よりプライベート(生活面)は大事ですし、これからの人生のことは、もっと大事です。

目の前の細かい仕事をしながら、大きく舵取りしていかなければいけない…ひとりの女性に課せられた任務は大きいです。

だからこそ、仕事辞めようかどうしようか悩みますし、「これで失敗したらどうしよう」と心配にもなります。

でも、考えてみれば、私たちは「失敗していい権利も、間違ってもいい自由」も持っています。完璧なんか存在しないんだから、もっと好きな生き方をしてもいいんだと思います。

最低限、“健康的な生活を送る”というベースさえ守っていれば、死ぬほど思い悩むことはないはずです。

「仕事辞めたい」思い立ったが吉日。なるようになるさ!と思って、この際、自分のやりたい道へ進んでみるのもいいかもしれません。

この記事を書いた人
福永知世
1983年青森市生まれ、宮城学院女子大卒。福永緑丸名義で共著『怪談実話コンテスト傑作選 痕跡』(メディアファク トリーMF文庫)がある。http://milkgraph.web.fc2.com/
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