職場で人間関係に悩んでいる人は多く、実際の仕事内容よりも、人間関係に困って仕事嫌いになる人もいます。
「仕事は楽しいのに、人間関係が嫌だから辞めた」という人は多く、就職する際も職場にいる人とどのような人間関係を築くことができるか、の方が重大な課題です。
好きな人ばかりではない、気の合う人が見つかるとも限らない職場で、どのようにスムーズに仕事をしていくか。そのコツは、どっやら“話し方”にあるようです。
今回は、職場における“話し方”について、3つの心構えをご紹介します。なお、こちらのサイト(http://dime.jp/genre/141951/1/)もあわせてご参考ください。
1、言葉を惜しまない
仕事をすると、毎日のことですが“顔をあわせたら挨拶する”というのは当たり前です。まさか「昨日挨拶したから、今日はもういいよね」ってことはありません。
正直、挨拶を「面倒だ」と思ってしまうこともあると思いますが、挨拶することはお金がかかりません。お金はかからないのに、挨拶することで得られる利益は、とても大きいのです。
「挨拶するのは面倒=無駄」と考えてしまうと、ちょっとしたことも億劫になってしまいますが、挨拶すればしただけ、話しかけたら話しかけた分だけ「得をする!」と思ってみてください。
職場で「なんかあの人、無口で陰気だね」と言われる人は、言葉を節約しています。労力の出し惜しみをしているのです。
出会った人には自分から挨拶をして、気の利いた一言も添える。言葉を惜しまなければ、それによる人間関係上の利益が得られます。
2、最後まで人の話をきく
人の話を最後まで聞かず、途中で遮る人がいます。「私の話も聞いて!」という気持ちはわかりますが、人の話を聞けない人は、人に話を聞いてもらえません。
確かに、一方的に自分の話ばかりして去っていく人もいますが、そのような人は端から人の話など、聞く耳を持っていません。
自分の話を聞いてもらいたいときは、相手の話を最後まで聞いて「なるほど、あなたは〇〇という考えを持っているんですね」と解釈した上で、「私は〇〇と思います」と順番を守りましょう。
いっぺんに二人が声を出して言い合っても、それは話し合いとは言いません。話の長い上司であっても、生意気な後輩であっても、一度は相手の意見を受け止めなければ話は前に進みません。
「話し方」は「聞き方」でもあります。「この人は私の話を聞いてくれる人だ!」と相手に認識してもらうことによって、信頼関係を築くことができます。
3、相手の話に反応する
自分では反応しているつもりでも、話をしている人にとって「あれ?この人、話聞いてるのかな?」ということは、よくあることです。
「コミュニケーションはキャッチボール」と言いますが、いくらボールを投げても返ってこない、となればそれはコミュニケーションが成立していないことになります。
人間関係に失敗する人の多くは、相手側に非があると思いながらも、突き詰めると自分の対応の仕方に問題を抱えていることがあります。そのため、環境が変わってもうまくいきません。
人への反応は「ちょっとおおげさ」くらいがちょうどいいです。「聞こえているからそれでいい」のではなく、反応は相手に満足感を与える目的があるのです。
「ちょっと聞いてくださいよ!さっき転んじゃって!」という人がいたら、「ふうん」ではなく、「あらそう!大丈夫?怪我しなかった?」と、“ちゃんと話きいてるわよ!”という態度を意識的に行うことが大事です。