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無類のマイナー好きが贈る、次のご当地キャラのセンターは君だ!3選

着ぐるみが好きです。

街中のゲーセン前でたまにいるでしょ、リラッ○マとか。キャーと奇声を上げながら抱きつきに行く子供たち。それらを全て蹴散らし、独り占めしてしまうほど着ぐるみが好きです。大事なことなので二度言いました。たとえ中の人が旬を過ぎたオッサンだったとしても、カワイイは正義…!

ところで、ご当地キャラってご存知ですか? 簡単に言うと県や地元企業のマスコットキャラ全般をそう呼ぶのですが、どのくらいの種類が存在するかまではなかなか想像ができないのではないでしょうか。

その数なんと50超!(参考:みんなで作ろう!ご当地キャラカタログ) 東北復興を機に、今もなお続々と生まれ続けているのです。ひょっとしたら100を超えているかもしれません。

宮城、仙台を代表するご当地キャラといえば、県庁にいる「むすび丸」や、にゃんこ武将「ねこ政宗」などが有名どころですね。だがしかし! 私はちょっとスポットライトからずれたところにいる「え、何それ?」的なキャラクターの方を好みます。

あまた存在するご当地キャラの中から個人的にグッときたキャラクターを、ここで3つだけ紹介させていただきましょう。つーか、最初の着ぐるみの振りは一体。

むすび丸。宮城県の観光PRキャラクターらしいです。社内で行われた復興支援東北物産展に来てました。
むすび丸。宮城県の観光PRキャラクターらしいです。社内で行われた復興支援東北物産展に来てました。 / ysishikawa

蔵王町観光PRキャラクター「ざおうさま」

zaosama

ざおうさまのプロフィール
年齢/不詳 ※一説には1182年の御釜誕生と同時に生まれたらしい。
身長/175.8cm ※刈田岳の標高1,758mの千分の一の大きさである。
体重/175.8kg
趣味/温泉、スキー、スノーボード
特技/ゲートボール、自転車 ※大会に出ようと密かに練習しているらしい。
好物/米、チーズ、つるむらさき、梨、その他何でも大好き
特徴/普段は温厚な性格だが、たまに爆発することがあるらしい。今まで20数回爆発したのが確認されているらしい。
※蔵王の噴火活動は今まで20数回確認されている。

(出典:蔵王町観光情報内「ざおうさま」

いま最もメジャーに近い?蔵王町のPRキャラクターです。黒豆のようなつぶらな瞳が愛らしい、これ「可愛い」の絶対法則。
蔵王生まれの蔵王育ち。恥ずかしがり屋なので蔵王の森に引きこもっていました。そして美しい景色に囲まれながら美味しいものを食べてまったり読書、時々昼寝…働け。あ、王様だからいいのか。

しかし、そんな生活をしていればどんどんピザ体型に傾いていくのは必定で、そこでダイエットを兼ねて森の外にちょこちょこお出かけするようになったそうです。さすが王様、意識が高くていらっしゃる。持っている杖に生っているのはナシでしょうか、色の悪いミカンでしょうか。気になります。

石巻焼きそばの伝道師「ちゃちゃ丸」

chachamaru頭に乗せているのは笠ではありません、目玉焼きです。手にはへら、背には箸、そして焼きそば色のストライプ模様が何とも箸やヘラの柄の色とマッチしているじゃありませんか。完璧なる楕円形の様式美を感じます。

「石巻焼きそば」とは、石巻地方で昭和25年あたりから食されている庶民のソウルフード。最初からソースが練りこまれているんじゃないかと思えるくらい茶色い面が特徴で、これは二度蒸しすることによって自然に付いたものです。

B級グルメの祭典「B-1グランプリ」にも鋭意参戦中。食べ方などにもこだわりがあるようですが、今回はキャラの紹介なので割愛。「話の語尾に石巻弁の”ちゃ”をつけて話す」とか「綺麗な人に近づいていく」といった設定があります(笑)。ちゃちゃ丸可愛いよちゃちゃ丸。

…ところで、彼は「石巻茶色い焼きそばアカデミー」の登録商標で、会員のみが使用を認めらているそうなのですが掲載して良かったのかなぁ。まぁ、Meスタッフの誰かに入って貰えば解決しますね、ってワケでよろしく(内部連絡)

(出典:石巻茶色い焼きそばアカデミー

さて、最後はとっておきのとっておきです。

蔵王町文化財マスコットキャラクター「どきたん」

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再び蔵王町に戻ってきてしまいましたが、一目見た時から私のハートをズキュンですよ。多分、常人には理解してもらえないだろう可愛さのツボ(土器だけに)に溢れた私のどきたん(誰のだ)

生まれたところは、蔵王町小村崎地区にある「六角遺跡」。1000年以上もの長い時を経た後に行われた発掘調査で、どきたんは目を覚ますのです。そして眠っている間の世間の移り変わりにビックリ。そりゃ白目にもなりますよね。

趣味は「ムカシたんけん」。今のことより、「眠っている間に世の中がどのようにしてこうなったのか知りたいんだ!」という勉強家さん。歴史と文化財に溢れた蔵王町で「ムカシ」という名のダンジョンを、今日も攻略しまくっているようです。ちなみに、好きな食べ物は「えびせん」。何でそこだけ現代的?

 

さて、どこが私の心の琴線に触れたかと申しますと、アレに似ているんです。茶色い体に白い目、何を考えているかわからないこの曖昧な表情…。

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(出典:サンエックス公式サイト

そう。「リラッ○マ」「○めゴマ」などの影に隠れてすっかり薄くなってしまった、サ○エックスキャラクターの中で一際異彩を放つ「○げぱん」にそっくり! 一時期ハマりにハマって、ゲーセン中まわって乱獲しまくりましたなぁHAHAHA!

 

 

ちょっと違うのは、どきたんはこう見えて結構表情が豊かであること。おまけにノベルティもばんばんリリースされているというのだから恐れ入ります。

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「蔵王町立図書館」でのみ読むことができる、どきたんの絵本だってあるのです。これを読むためだけにでも、蔵王町に行ってみる価値…あると思うのですが共感してくれる方を随時募集しています。
(出典:蔵王町の歴史と文化財公式ページ「どきたんドットコム」

おわりに

いかがでしたか? 地元の人にはお馴染みでも、他地域の人にはちょっとわからない。そんな奥ゆかしいご当地キャラを紹介させていただきました。
まぁ、完っ全に私の趣味の世界なんですけどね。あー、蔵王町に住んでもいい気がしてきた…。

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20~30代前半までの“女の花道最盛期”をV系バンドの追っかけと二次元コスプレで盛大に潰し、30代後半から今に至るまではクイズゲームに煮える、女子力マイナスの干物系主婦ニート。好きな言葉は「愛などいらぬ!」
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