私の息子が保育園に行っていた頃、周囲のお母様たちの話を聞いていても「うちの旦那、ほんと何にもしてくれなくて」という愚痴ばかり聞こえてきました。
実際どのくらい「何もしない」のかは、各家庭によって様々ですが、そんな中でも「うちの旦那さん、ほんとなんでもやってくれてありがたい」と言っていた職場の同僚Hさんの話は衝撃でした。
Hさんは40代で、子供も高校生と中学生。しかし、昔から旦那さんはなんでも率先してやってくれて、今もずっとラブラブなのだそう。
旦那さんにも会ったことがありましたが、普通の優しそうな旦那さんで、常に奥さんを「大丈夫?」と気遣っている人でした。
こんなイクメン夫、いいなあ、と思ったものですが、さて。このようなイクメンを育てるには、どうやらコツがあるようなのです。
今回は、「旦那をイクメンに育て上げる方法」ということで、まずは出産準備段階からご紹介したいと思います。あわせて、こちらの記事(http://moomii.jp/kosodate/ikumen-kyoiku.html)もご参考ください。
1、しっかり者奥さんはもうやめた
だらしない夫を持つ妻は、しっかり者が多い。これって、はっきり言って男の甘えですよね。「奥さんがやってくれるからいいや」と思えば、夫は自動的にだらしない夫になります。
妊娠がわかった後、はりきる奥さんは、これから母親になる準備をするわけですが、そこで「完璧なママ!完璧な妻になるぞ!」と思ってはいけません。
世の中を見ても、真のイクメンは“妻の足りないところを補う”ということができています。
つまり、「奥さんが頑張ってるから俺はいらないよね」という環境が男をダメにさせます。「奥さんができてないから、俺が頑張らないとダメじゃん!」と思わせないといけないのです。
そのため、奥さんがよく忘れ物をする、ドジをする、転ぶ、危なっかしい、など「一生懸命やってるけど完璧じゃない様子」が夫を奮起させます。
2、褒める!褒める!また褒める!
まだ子供が生まれる前の段階は、夫に“父親になる自覚”はありません。それに対して「自覚持てよ!」と脅しても、無理な話です。
それよりも、“具体的な指示を出して、やってもらったら褒める”を繰り返しましょう。
男性が自発的に動けるようになるためには、“褒められる喜び”が大事です。自覚が出れば、自発的に動く…なんてのは、甘い考えです。
奥さんが「具合悪いから、お皿洗っておいて」という依頼をし、夫が洗ってくれたら「洗ってくれたの!ありがとう!助かる!」と褒める。
このことによって、“皿を洗うと褒められる”というパターンを植え付けます。買い物も、掃除も、同じようにちょっとずつ依頼して、褒める、という行動を繰り返すことが大事です。イクメンは一日にしてならず、です。