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【育児実録コラム】いざ仙台へ!子育ては第二の恋愛のように

いざ仙台へ!子育ては第二の恋愛のように

6月に入り、私は里帰り先の山形から住まいのある仙台へ帰ってきた。3か月にも及ぶ妊娠生活よありがとう&さようなら!そして、こんにちは!新しい仙台ライフ!久々に落ち着いた住み慣れたはずのアパート。夫と2人で1年以上の新婚生活をすごした部屋だが、今日からはここで3人での生活となる。台所には哺乳セット、リビングには子供用ベッド、寝室のクローゼットには子どものタオルやお洋服がぎっしり。隅々まで息子使用の部屋となった。

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会社員である夫は日中仕事で不在。一日の大半を息子と2人きりですごす。

昨日まで実家でのうのうと生活してきた私にとっては不安と責任感で胸やけがしそうな現実だが、来たるべきこの日のために私は山形で仙台帰宅の2週間ほど前から、家族の手を借りずに子どもを一日中あやし続けたり、ミルクやオムツ替えから沐浴に至るまですべて自力でできるよう訓練を積んできた。だから、きっとなんとかなるはず!という目論見なのだが…いやいや、なんとかする以外、私には選択肢がないのだけれど。

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実際に仙台ライフが始まって数日が経っている。今のところはなんとかやっているが、まあ大変なものですね、子育てっていうのは。妊娠期は当たり前だがおうちに一人。自分のペースで家事料理ができた。あの頃は時間を持て余しているのをいいことに、部屋中をピカピカに磨き上げたものだ。対して今では、掃除洗濯は息子が寝ている合間を縫って行う。料理は午前中に下ごしらえなどを済ませ、午後からの黄昏泣きにそなえる。執筆は子どもが深く眠った夜にまとめて。それでも毎日いつも同じスケジュールでは絶対にまわらない。午前中にいきなり大泣きされ2,3時間抱っこしていることもあるし、夕方に黄昏泣きをするかと思えばそんなこともなく、まるで肩すかしをくらったような日もある。齋藤家の中心は絶対的に息子。いつなにをするにもすべては息子の機嫌しだいなのだ。

そんな生活は体力的にきついことには違いないが、意外にも精神的には楽しくやっている。なんてったって息子は無条件に可愛いし、そんなわが子と2人きりの時間をすごせるのだ。男の子なんてきっと、おませなお年頃になったらすぐに他の女の子に目を奪われてしまうし、思春期になれば反抗期だってやってくる。母親を求めてかけよって来てくれる時間はあっという間だ。だから今のうちに、息子を一人占めだ!生後2か月になり、息子はだんだんと表情が豊かになってきた。調子のいいときにはおもちゃを目で追ったり、名前を呼ぶと笑ったり、日々できることが増えてくる。そのすべてを私は一番最初に見ることができるのだ。これが産んだ母親の特権だ!

 

結婚をして夫以外の異性にときめくことはもうないと思っていた。それが今では寝ても覚めても一人の男の子のことばかり考えている。彼にはどんなに尽くしても尽くし足りないし、できることなら彼にも私のことを好きになって欲しいと思う。毎日なにを考え、なにを求めているのか知りたくてたまらないし、少しでも喜んでくれたら胸がキューンとする。なんだかこの気持ちは恋みたいだ。それくらい都合のいいことを思わなければ、きっと子育てなんてやっていられないのかも知れないけれど…確かに、この気持ち、久しぶりだ。

今しかできない息子とのラブラブな生活を、これからうんと満喫しようと思っている。

この記事を書いた人
齋藤 惠
2015年8月から執筆活動を開始。 専業主婦として家事と子育てが生活のメイン。合間にのんびりとコラムを書く毎日。 金融機関に勤めていたことから金融知識や社会保障についての執筆・取材依頼が多い。 他にも恋愛、結婚、育児、旅行など執筆ジャンルは多岐にわたる。
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