毎年ちゃんと初詣行ってる!という人は多いと思いますが、「どうも願い事が叶わない」とか「おみくじの内容が当たってない」と思う人もいるのではないでしょうか。
今まで、参拝してきた方法に間違いがあったとしたら、そのせいで願いが聞き入れられていない、届いていない、という可能性も…あるかもしれません。
来年はハズしたくない!どうしても達成したい目標がある!というときには、正しい参拝の作法を今から勉強して、初詣で実践してみませんか?
【3、参拝は鳥居をくぐる前からはじまっている】
私もそうだったのですが、神社に入って参拝する際、とくに何も考えずにふらっと神社の境内に入り、お賽銭箱のところまで行き、鈴を鳴らしてお参りしていました。しかし!どうやら正しい参拝は、鳥居をくぐる前からはじまっているようなのです。
〇鳥居をくぐる前に一礼
鳥居というのは、「お客さんいらっしゃい」というお店の看板ではなく、「ここから神様の領域だよ」という目印。つまり、そこから先は神聖な場所。
ということで、「私は客だぞ!」とズカズカ入り込むことはできないわけです。あくまで神様に対して、「お邪魔します」という態度でいなければなりません。
誰かの家の玄関先だと思えば、自然と「失礼します」と頭を下げることになりますので、鳥居をくぐる前には必ず一礼しましょう。
また、抜け道があるからと言って、鳥居をくぐらずに境内に侵入することはマナー違反です。“参拝する意思”があるのであれば、一番外側の鳥居から入りましょう。
〇道の真ん中は神様の道
よく言われるのが、参道の中央は神様の道だから、人間は端によって歩かなければならない、ということです。これも大変重要です。
参道の中央は「正中」と言って、そもそも人間の道ではありません。もし、真ん中を神様が歩いているとして(想像ですが)、自分のための道を見知らぬ人がプラプラ歩いていたら、「ちょっと!どいてよ!」と思うかもしれません。
「この人の願い事は聞いてあげない!」なーんてことになるかもしれません。神様には神様側のルールがあって、失礼なことをしたら怒ります(神様も日本人ですからね)。最低限のルールは守って参拝した方が、神様のご機嫌も良くなるでしょう。
(つづく)