仕事ができないわけではないのに、職を転々とする女性が今増えています。多くは「クビになる」のではなく、自分で退職しています。もちろん「飽きっぽい」「やりたかった仕事ではなかった」などの理由もありますが、なぜ有能なのに仕事が続かないのでしょうか。
今回は、仕事ができるのに転職を繰り返す女性の本当の適職は何か?についてご紹介します。もしご自身や身近な人がこれに該当する場合は、「転職を繰り返す=悪いこと」とは思わないようにしてください。それは、ある「別の可能性」を示唆しているかもしれません。
【やればなんでもできるのに…有能な女性】
保育園や小学校などに通う子供を持つお母さんが、職を転々とする話をよく聞きます。これは、帰りの時間や休日の都合がつかない、職場から理解が得られない、などの理由で転職を余儀なくされるパターンです。
私もいくつか、子育てのために職を転々としましたが、同じく母親として働きながら子育てする有能な女性の働く能力が現場で生かされていない&評価されていない実態を目の当たりにしてきました。
したい仕事ができない、というよりももっと根本的な問題です。また、職場側から「保育園のお迎え時間はもっと延長できないのか」「ほかの人に子供の面倒を任せられないのか」など、無理を言われる場面も多かったです。
【仕事を覚えるのは早いが周囲の人から敬遠される】
有能な女性は仕事を覚えるのも早いです。以前の職場の経験もあり、スーパーではすぐにレジ作業を覚えたり、商品に関する知識も吸収します。しかし、仕事ができる人ほど、同僚から邪険に扱われるのが世の常です。
また、周囲と協力して仕事をしなければならない場面も多く、孤立するとそもそも仕事が成り立たないため、結果辞めなくてはいけないことになるパターンもあります。
【好きな仕事より理解ある職場】
なんでもできる、というのは強みです。即戦力になります。企業としては素晴らしい人材ですが、今の日本社会では、できる人材より“扱いやすい人材”の方が重宝されます。
そのため、「できる人材」として売り込むと採用されやすいですが「扱いにくい人材」として蹴られてしまう可能性も高くなります。どうしても転職を繰り返してしまう人は、やりたい仕事ではなく“理解ある職場”を探すようにしましょう。
また、子育てなど都合のある人は、今はまだ正社員の道ではなく、派遣などで期間を区切って働いたほうが、お互いに都合がつきやすいですし、子育てに理解のある職場を探したほうが働きやすいでしょう。
【フリーという可能性】
自己管理能力があり、仕事もできる。それなら、「雇われて仕事をし、給料をもらう」というスタイルが合わないのかもしれません。様々な職業がありますが、今の時代「頼まれたことを仕事として行うフリーランス」としての働き方があります。
もちろん補償はありませんし、安定はしていませんが、「働いてお金を得る」というのは同じです。毎日会社に通勤するだけが仕事ではありません。アルバイトなどを入れつつ、様々な形でお仕事してみてはいかがでしょうか。