やっと秋らしくなってきて、おしゃれ・読書・食欲…と楽しい秋のはずが、なんだか気持ちが沈んでしまって、体の調子もあまりよくない…なんてこと、ありませんか?
前回は「食事で体を整える」ということでご紹介しましたが、今回は、働く女性がココロと体を安定させるために、気をつけたい“睡眠”についてのご紹介です。
しっかり眠ったつもりでも、眠れていなかった?夏バテによる睡眠不足が秋まで延長戦?日中の眠気や体のだるさは、もしかして寝不足ではないですか?
【ココロと体を安定させる方法:その2…睡眠で疲れをとる】
秋の情緒不安定…それは、多くは“自律神経のバランスの乱れ”が原因なのですが、女性はとくに「最近、調子悪い」の原因が、無意識のうちの睡眠不足であることが珍しくありません。
同じ時間に寝て、同じ時間に起きている、という規則正しい人でさえ、季節の変わり目では睡眠不足に陥りやすいようです。
夏の期間、暑さの中なんとか眠っていただろうと思いますが、それらの「寝つきの悪さ」や「眠っているあいだの疲れ」というのは、ストレスになって蓄積しています。
秋になって眠りやすい気候になったものの、体はその変化に対応できておらず、いまだにストレスと戦っている…という場合が多いのです。
〇お風呂につかって体を温める
まず大事なのは「入眠」です。睡眠は、「長い時間眠ったから疲れが取れる」ということではなく、通常平均で7時間くらいの適度な睡眠時間の中で、集中的に深い眠りに入ることが大事です。
また、睡眠時間のうち、最も大事なのが入眠時。よく、熟睡した人が「眠ったと思ったらもう目が覚めた」と言いますが、ストン!と最初に深い眠りにつくと、それだけ集中して睡眠できている、ということになります。そのため、あまり夢も見ません。
それを行うために有効なのが、入浴です。入浴が睡眠になぜ大事か、というのは、単に「体を温めて保温する」みたいなことではなく、「入眠時に体の温度を下げるため」です。
〇効果的な入浴法
入眠時に必要なのは、“体温の変化”です。上昇した体温が下がる時に、上手に入眠できると熟睡できます。おさえておきたいのは、以下のポイントです。
・40度のお湯に10分以上つかる
・入浴後30分ほどあけてから布団に入る
・手足から熱が放出するのを妨げない(靴下などははかない)
また、上記のほかに、入浴時の照明を暗めにすることや、好きな音楽や入浴剤でリラックスできるようにする、ということも効果的です。
これらの入浴は1日だけやって効果がなかったとしても、継続して行うことによって徐々に効果が現れてくることもあるので、面倒でもシャワー浴で済まさず、しっかりお風呂につかるようにしましょう。お肌やココロの不調も、上手な睡眠で元気を取り戻すことができます。
つづく