ストレスが多い現代社会。女性も当然、学校を出たら働かなければならないのですが、男性と違って「仕事もしなきゃ、結婚もしなきゃ、子供を産んで育てなきゃ」ということで、女性に課せられた仕事は膨大です。
その重圧に耐えられず、リタイアする人も多いのが現実。すべてを100%叶えることは難しく、かと言って世の中からは「100%充実させることこそが幸せ」という定義が押し付けられています。
そんなストレスフルな社会の中で、「全くストレスを感じることなく生活すること」は無理な話ですが、上手にバランスをとりながら生活していくことは可能です。今回は、とくに仙台に住む女性に向けて「ストレスとはなんぞや?」という根本の謎についてご紹介します。
【ストレスとは?】
そもそもストレスと聞くと「嫌なもの」と解釈されがちですが、そうではありません。たとえば、上司から嫌味なことを言われたら気分が悪くなりますが、これも確かにストレスです。
ところが、「明日から旅行だ!わくわくするな!」とか、「気になる彼からメールが来た!ドキドキ!」というのも、実はすべて“ストレス”です。
そのため、ストレスとは「心と体に受けるあらゆる刺激によって生じる心理状態」です。良い出来事も悪い出来事も、刺激を受けて何か感じたら、それらはすべて“ストレス”ということです。
【悪いストレスだけが原因じゃない!?】
うつ病になるなどの精神疾患の原因としてストレスが挙げられますが、このストレスも、実は“悪いストレス”だけが原因ではありません。
確かに「職場でいじめられた」とか「家族関係がうまくいってない」というのは、悪いストレスの代表ですが、人によっては「引越しして心機一転!」とか「やりたいと思っていた念願の職業に転職できた!」という環境の変化も、精神疾患の原因となる場合があります。
そのため、ストレスを恐れすぎるのも良くないのですが、「悪いストレスだけを排除しよう」としても、精神疾患そのものを防ぐことはできません。
【仙台だからこそ注意すべき点】
仙台という土地で住んでいる以上、避けられないことがあります。それが、気温の変化です。夏と冬の気温差が激しい土地です。夏はうだるような暑さと湿気。冬は乾燥と厳しい寒さ。この“季節の変化”がストレスになることがあります。
さらに、仙台は転出も転入も多い土地です。転職や異動などで引越しを多く経験される方も多いと思いますが、こういった“環境の変化”も、知らぬ間にストレスになっています。
ストレスというと「嫌なことがあった」ということだけに目を向けがちですが、何もなく平和に暮らしているつもりでもストレスがかかっている可能性があります。普段から自分をいたわってあげて、疲れたら休むのはもちろん、「頑張ってるね」と自分を褒めてあげましょう。