暑くてたまらない!そんな夏の不快感を一掃するものと言えば…そう、ホラーですよね。最近は夏のホラー系番組も以前より減ってしまって寂しいのですが、夏になるとなぜか「怖いもの」を求めてしまうのは、もはやサガでしょうか。
さて、映画もいいのですが、実際に映画化される作品ってほんの少しなので、それよりも本屋さんに行くと、もっとたくさんのおもしろいホラー作品が揃っています。
文章でしか味わえないような、映像化不可能な恐怖を、この夏体験してみませんか?暑い夏の不快感を吹き飛ばす、怖~いホラー小説特集です。
【玩具修理者 (角川ホラー文庫) 著:小林泰三】
なんでも直してくれるという玩具修理者。おもちゃはもちろん、死んだ猫や…人間まで? 第2回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作品の圧倒的な恐怖。
小林先生の本は、怖さと気持ち悪さが同居して、独特の“居心地の良さ”があります。コミカライズもされていますが、まずは小説から読んでみることをおすすめします。(http://amzn.asia/7aw1lyj)
【ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫) 著:岩井志麻子】
バラエティ番組「有吉反省会」でもお馴染み、志麻子先生と言えばエロスですが、やっぱりエロスとホラーはとても近いところにあります。脳みその、一番原始的な部分を刺激してくれる、という意味ではどちらも快感なんです。
岡山の女郎が語る、間引きの話。近くにあるのに誰も見ようとしない闇にスポットが当てられる恐怖。日本ホラー小説大賞、山本周五郎賞受賞作。真夜中に、ひとりでゆっくり読みたい作品です。(http://amzn.asia/4WWgcnU)
【殺人鬼 ‐‐覚醒篇 (角川文庫) 著:綾辻行人】
ホラーというか、サスペンスというか…いや、やっぱりホラーかな。綾辻先生の殺人鬼は、今から20年ほど前に読んだことがあるのですが、震え上がったのを覚えています。「13日の金曜日」に出てくるジェイソンのような、恐怖。
「お化け屋敷なんかじゃ怖いとは思わない」って猛者でも、「うわあ!」となること間違いなしの怖いリアルな鬼ごっこをお楽しみください。(http://amzn.asia/bdKsYFs)
【新装版 シャイニング (上) (文春文庫) 著:スティーヴン キング】
映画ではお馴染み、スティーブン・キングの「シャイニング」。あの映画は、今だに私の中で「一番怖い映画」なのですが、その原作の本がこちら。
映画を見た人もそうでない人も、いろんな角度から読める本じゃないかな、と思います。あわせて、映画「シャイニング」「ROOM237」も観たいです。(http://amzn.asia/h2qm4se)