耳で聞いてイラストを見て、イメージが膨らんでいく。これによってお子さんの脳はどんどん成長していきます。絵本は遊びであり、教育でもあるので、たくさん読んで損はありません。
「子供と一緒に何をしたらいいのかわからない!」というお母さんも、簡単に親子で同じ時間を共有できるのが、絵本の読み聞かせではないでしょうか。
ということで今回は、親子で一緒に楽しめる絵本を特集します。子供だけでなく、お母さんも興味津々になってしまう絵本。中でも今回は、悪いことができなくなる怖い絵本を3つご紹介します。
【絵本地獄―千葉県安房郡三芳村延命寺所蔵】
話題になっていたので我が家でも購入していたのですが、息子があまりにも怖がって本そのものを封印するに至ったといういわくつき?の絵本。
地獄絵図を見ながら「悪いことをするとこんな拷問を受けて苦しむから悪いことできないね」という教訓になるので、いたずら好きな子を持って困ったお母さんの強い味方。
大人が見ても「へえ…怖いな」と思うので、“お灸をすえる”という感じで使ってみてはいかがでしょうか。『絵本地獄―千葉県安房郡三芳村延命寺所蔵』宮次男著(http://amzn.asia/e6tSXOe)
【いるの いないの】
何も怖がらないでチャレンジする子っていますが、恐れないで前に進む分、リスクも高い。道路で飛び出しちゃったり、無茶をする。そんな子にぴったりなのが、この絵本『いるの いないの』京極 夏彦著(http://amzn.asia/eFDPkkr)。
「何かを怖がる心」っていうのは、自分の中のブレーキですから「これ以上はやめておこう」という信号が出ると思うんです。つまり、「怖がる心」っていうのは、ある程度大事だったりする(命を守る上で)。
この本は、日常にあるちょっとした暗闇(部屋の隅とか、押入れとか)が怖くなるお話。あんまり危険なことばかりやってしまう子をお持ちのお母さんに、おすすめです。
【しんでくれた】
すごく物騒なタイトルの絵本『しんでくれた』谷川 俊太郎著(http://amzn.asia/7ZpEFm7)。しかし、「何かを食べる」ってことは、「命をもらう」ってことです。
普段何気なく食べている食材は、しんでくれたから食べることができる。そんな深いメッセージがこめられた絵本。大人も考えさせられます。