以前、友人と話をしていた際、こんな話をしていました。「皮膚科に行ったら、ハトムギ食べればいいんだよ、って言われて、それ以来ハトムギが手放せない」と。
ほうほう、ずいぶん良い情報をお持ちで。医者がすすめる、ってことは間違いないでしょう。それで?ハトムギ食べてるとどうなるの?
「とにかく肌がツルッツル。しかも、ちょっと黒ずんでいたのが、ぱっと白く明るくなった感じ!」とのこと。
さて、元々ハトムギは肌にいい、とずっと言われてきたものですが、眉唾ものだと相手にしていなかった人も多いはず。
今回は、そんなハトムギの知られざるパワーと、今まさに必要としていた効果の数々をご紹介したいと思います。あわせて、こちらの記事(http://www.slow-beauty.net/post-509/)もご参考ください。
1、新陳代謝が活発になるとターンオーバーが整う!
お肌で重要なのは、古いものを押し出して、新しいものが表面に出る、という肌の入れ替わり=ターンオーバーです。
このターンオーバーがスムーズに行くと、常にむきたてのゆで卵みたいに、つるんとしていられるのですが、「なんだか最近、顔全体が黒ずんでいる」という人は、ターンオーバーがうまくいっていないのかもしれません。
そのターンオーバーは、全身の新陳代謝と関係しています。ハトムギに含まれるタンパク質には、アミノ酸が含まれており、それらが血液やリンパの流れなどをスムーズにしてくれることで、体の新陳代謝が活発になります。
流れがスムーズになると、新しい栄養が運ばれ、古い老廃物は排除されます。そのサイクルが乱れていると、様々な弊害が起こります。
乱れたサイクルを穏やかに整えてくれる、という効果がハトムギにはあるようです。
2、皮膚科がハトムギをすすめる理由
皮膚科のお医者さんがわざわざ名指しですすめるのには、理由があります。ハトムギに含まれる脂肪酸コイクセラノイドという成分には、腫瘍抑制作用、新陳代謝の促進作用があることが認められています。
よく、「ハトムギはイボに効く」と言われているのは、これです。近年では、アトピーの改善にも効果がある、という研究が注目を集めているそうです。
3、ハトムギはどう摂取したらいい?
ハトムギを食事に取り込むのがいいのですが、なかなか調理できない、という人は粉末になったものも販売されています。
上記のアミノ酸のほかにも、食物繊維を豊富に含んでいるため便秘解消効果があり、カリウムによる利尿作用もあります。むくみ改善にも効果が期待できるでしょう。
あくまで食品なので、家族みんなで食べても問題ありませんし、白米に混ぜて炊いてしまうこともできます。お子さんでも安心して一緒に食べることができます。
今日食べたから翌日には効果が…!ってことはありませんが、気長に摂取し続けると、効果があらわれて、手放せなくなるかもしれません。