前回まで、「なぜ男が異性として見てくれないのか」、そして「どうやって改善すればいいのか」についてお話しました。今回も、「異性として見られる女になる」ための、改善法をご紹介したいと思います。
男性から異性として見られない女性は、男性と距離が近い、と考えられます。それは、「友達として話ができる」という利点でもあります。
この、同性と異性に関して、男性がどう思っているのか、という点から改善法を見出して行きましょう。
1、男性から見た「同性」と「異性」
女性から見た同性と異性は、どのような感じでしょうか。同性は言ってみれば仲間であり、ライバルでもあります。でも、共感できる感覚は異性よりも同性の方が強く、繋がりも強いはずです。
異性に関しては、どこか「自分たち以外の存在」という感じで、理解し合うと言っても、同性のそれとは違います。ある種の緊張感があるかもしれません。
一方、男性はというと、同性は「共感できる相手」ではありません。というのも、ライオンのオスや、猿のオスなどを想像してみると、群れに対してボスは一匹。
男性は他のオスに対して、「自分の方が強い、モテる」と主張しなければなりません。そのため「俺たち友達だもんな!」みたいな馴れ合いを内心嫌っている場合が多く、同性=敵、と認識することがあります。
もちろん同性の友達は大事なのですが、どこかで「負けたくない」と考えるのはそのためです。みんなと一緒よりも、抜け駆けして一番になる、という競争心も強いのです。
では、異性に対してはどうでしょうか。異性は、男性自身からとても遠い存在と考えます。そのため、自分にはないものを持った人、自分との違いがあればあるほど「所有したい」と考えます。
自分と競う対象でない相手=異性、として認識するため、同調してこない相手に異性を感じます。
2、男と競わない
現代において、女性も働く身なので大変難しいのですが、男性が「競う相手は敵」と認識しているうち、社内で対立してしまうと、やはり異性としては見てもらえないことになります。
仕事ができないドジっ子がてへぺろで許される中、バリバリ頑張って仕事をして結果を残した女性がちょっとしたミスで周囲からブーイングが起こるのは、そのせいかもしれません。
仕事においては仕方がないのですが、私生活に「仕事脳」を持ち込まないことが大事です。仕事ができる人は、頭が良く、責任感も強く、それが外に飲みに出ても発揮される場合があります。
飲んでいて「いかにも女上司!」みたいな女性は、ほぼ男性と同じ扱いを受けます。そうではなく、仕事を一歩でも離れたら、可愛げのある女に切り替わる、という身のこなしが大事です。
間違いを指摘したり、難しい話をするのではなく、ぼんやりと「まあ、いいんじゃない?」くらいのゆったりした気持ちで、にこにこしていると異性として見てもらえることが多くなります。
(5)へつづく。