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楽しい写真生活!仙台の街を撮り歩くカメラ女子になろう(3)

休日はカメラ片手に、散歩をしながら撮影する。仙台の街は撮影するにはもってこいのロケーションです。

では、「上手に写真を撮りたい!」と思ったとき、どうしたらいいのでしょうか。第一回では「撮影の注意点」、第二回は「構図と光」についてご紹介しました。今回は、「写真を見る」ということについてです。

「さあカメラがあるぞ、なんか撮ろう!」というだけでは、うまくいきません。やはり、目指す目標があったほうがいいです。

ということで、参考にするために、プロのカメラマンさんの写真集を見て勉強してみるのはいかがでしょうか。

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1、川島小鳥「未来ちゃん」

42回講談社出版文化賞写真賞を受賞した写真集「未来ちゃん」。田舎で生活する女の子、未来ちゃんを主人公に、その生活ぶりを撮影したもの。

未来ちゃんの表情も魅力的なのはもちろんですが、どこか懐かしい風景と、まるで我が子を撮影したような自然なカットが多いのが特徴。

未来ちゃんは川島さんのお子さんではなく、友人家族の娘さんだそうですが、その生活に密着していないと撮影できないような写真が多く見られます。

「こんな自然な写真が撮りたいな」と、カメラ女子なら誰もが思うはず。真似して撮る、ということは難しいですが、頭の片隅にイメージとして残しておくと参考になるかもしれません。

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2、梅佳代「うめめ」

32回木村伊兵衛写真賞受賞の作品「うめめ」。絶妙な被写体との距離感、クスッと笑える写真が多いのが特徴の梅佳代さん。

見た人が元気になる、そんな写真集です。このような「一般の人を被写体にする」という場合、本人の許可が必要なのですが、それを躊躇なく「いいですか?」と言って許してもらえるのは、やはり人柄。

人を撮る、という場合、写真の技術もそうですが、いかに被写体となる人と打ち解けることができるか、みたいなとこが勝負だったりします。

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3、蜷川実花「pink Rose Suite

言わずと知れた蜷川実花さんの写真集。その原点とも言えるのが、このpink Rose Suite」。海外の生活風景を鮮やかに切り取った写真集です。

風景や雑踏。まるで「色を塗ったの?」と思ってしまうほど、ショッキングなカラー。きっと、蜷川さんの目には、こんなふうに世界が見えるのでしょう。

蜷川さんは、普通のスマホで撮影しても、この色を作り出せるというから不思議。色を意識した撮影をするつもりなら、まずはこの本を見てみてはいかがでしょうか。

(4)へつづく。

この記事を書いた人
福永知世
1983年青森市生まれ、宮城学院女子大卒。福永緑丸名義で共著『怪談実話コンテスト傑作選 痕跡』(メディアファク トリーMF文庫)がある。http://milkgraph.web.fc2.com/
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