働く女性を応援す仙台情報サイト「Me」

悩みを抱えた友人を励ましたい…ネガティブ思考を切り替える魔法の言葉(4)

うつ病や自殺も他人事ではなくなってきた昨今。自分は大丈夫でも、大事な家族や友人が悩みを抱えて落ち込んでいる、ということが多いかと思います。

そんなとき、どのように寄り添って行けばいいのか。また、それらを解決するために何か手助けはできないものか。

前回まで「悩みの共有」「話を聞き出すこと」「話を聞く姿勢」についてご紹介してきました。今回は、「悩みを抱える人の思考」についてご紹介したいと思います。

0I9A5443ISUMI_TP_V

1、ネガティブはループ

悩み、というのは、抱えている人にとっては大きな腫瘍のようなものです。かと言って、それを「手術でとっちゃえばいいじゃん」というわけにもいきません。

なぜなら、その腫瘍も生きていて、血が通っていて、その人の一部だからです。そのため、本人がその腫瘍に気がついて、小さくする努力をしなければなりません。

しかし、「血が通っている」ということは、その腫瘍にも栄養が回っているわけで、気をつけなければどんどん悪化していくかもしれません。

ここで言う「血が通う」とは、その人の思考が巡っていることを指し、その血液の中にはネガティブな要素も含まれています。

今までと同じ生活習慣を続けていれば、当然同じ血液が巡っていきますから、ネガティブな栄養を吸収した腫瘍は、どんどん巨大化してしまいます。

そして、自分では気がつかないまま身動きがとれなくなってしまいます。改めなければいけないのは、生活習慣。つまり、その人の「思考パターン」です。

ELL87_hanabatake_TP_V

2、思考パターンを改める

しかし、一度身に付いた思考パターンを改善させる、ということは大変難しいことですし、他人がとやかく言ったところで改善できるものでもありません。

ネガティブ思考を改善させる第一歩は、本人が「あ、これはネガティブなんだ」と自覚することです。

たとえば、「これじゃダメだ!」と今まで思い込んでいたことが、「あれ?これでダメってことはないんじゃないか?」と気が付くこと。

OHT96_higaochitasougenoki_TP_V

そのため、家族や友人が「何がダメなの?」と質問したり、「それってほんとにダメなの?」と追求したり、逆に「そうだよ!お前はダメだよ!」と叱咤激励することもあるでしょう。

悩みそのものが重大なのではなく、実際はその悩みを抱えている人が「必要以上に重大に受け止めている」ことが悩みの原因であることが多いです。

また、悩んでいる人に対して「そんなことで悩んでいて、どうするんだ!」と言ってはいけません。なぜなら、「そんなことで悩んでいるお前は、普通の人よりも問題解決能力が足りない」というような意味で伝わってしまうからです。

ネガティブな人は、思考がネガティブなだけで、普通の人ですし、何か能力が劣っているわけでも、努力が足りないわけでもありません。

ただ「悩まなくてもいい部分まで思い悩んでしまう」という癖を改善しない限り、今後もネガティブのループから抜け出すことができないでしょう。

(5)へつづく。

この記事を書いた人
福永知世
1983年青森市生まれ、宮城学院女子大卒。福永緑丸名義で共著『怪談実話コンテスト傑作選 痕跡』(メディアファク トリーMF文庫)がある。http://milkgraph.web.fc2.com/
トップへ戻る