出会いのチャンスが増えるシーズン。しかし、同時に変な男に引っかかる危険性も高まる季節。夏はうかつに、優しくしてくれた男について行ってはいけません。
ということで前回に引き続き、“体目当ての男の特徴と引っかからない対策”についてご紹介していこうと思います。
前回は「体目当ての男の外見的特徴」についてご紹介しました。今回は、「体目当ての男の心理と目的」について深く掘り下げてみたいと思います。
1、オスとしての本能
なぜ体目的の男が存在するのか。…と考えたときに、やはり似たような例で言うと「奥さんも子供もいるのに、なぜ浮気するのか」とか「なぜ彼女がいるのに風俗に行くのか」という問題が浮上します。
この件に関して、男性自身も「なぜかわからない」という疑問を持ったまま過ごしている場合も多く散見します。
単純な話で言えば、「男は子孫を多く残すよう、プログラムされているから」が一般的な答えとなります。それは自分の意思に反して、本能の部分が司っているので「なぜかわからない」のです。
お腹がすいたらご飯を食べる、眠くなったから寝る、みたいな次元と同じ感覚で「いろんな女性を抱きたい」と思うようです。
ただ、話はそこまで単純ではなく、言ってみればこれはどんなオスでもみんな持っている本能。これをコントロールすることが知能とモラルのある“人間”です。
2、女性を人間として見ていない?
この「1回だけ遊びたい」という感覚、その視線を向けられたことのある女性なら理解できるかもしれませんが、その男性が見ているのは体だけで、女性個人のことは見ていません。
そのため「性格がいい子だな」とか、「ピンクが好きなのかな」などという、パーソナルな部分には一切興味を持つことがありません。
誘うために「表面上繕う」ことはありますが、内心、その人がどんな女性であれ「どうでもいい」と考えています。
ということは、体目的の男は、“子孫を残すプログラム”で動いているというよりも、むしろ、動物的本能に背いた、人間の高度な欲求を満たそうとしているのかもしれません。
つまり、“そこにいる人間としての女性のパーソナルがあるにも関わらず無視をする”という支配欲や、背徳感です。
男性の中には時々、「あの女はブスだけど抱ける」みたいなことを言う人がいますが、逆に女性側から「あの男、ブサイクだけどよくあれで生きていけるな」みたいなことを言われると、女性よりも傷つきます。
人から言われて嫌なことをあえて相手へ向ける、陰口で自分の欲求を満たす、など。これらは、動物のオスの本能ではない部分、人間にしかない欲求です。
体目当て、というと単純に「性欲が」みたいな話になりますが、婚姻制度のある人間社会の構造を理解しながら「遊び目的に走る」という行為は、社会のルールが存在しないと起こらない高度な欲求と言えるでしょう。
(3)へつづく。