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作ってみよう!食べてみよう!離乳食教室レポート

子どもに毎日、何を食べさせたら良いのやら…?

離乳食をスタートさせて早1か月超。今や積極的にお粥を食べてくれるようになった息子に目を細めつつ、マンネリ化している食事に焦りが出はじめる。食事に慣れさせる段階はクリアし、これからは栄養面を考えてバリエーションを増やさなければいけない。

そこでいつもお世話になっている保育所による離乳食教室へ行ってみることにした。15人ほどのママさんが集まって、栄養士さんたちから月齢に合わせた離乳食の作り方を調理実習で教わる。具体的に調理方法や味付けの塩梅を教えてもらえてすごく助かったし、実際に試食会を設けてじっくり離乳食を味わうことで、食べる子どもの気持ちを考えることもできたのが有益だった。私は息子が7か月ということで、少し先の9か月くらいの乳幼児用の離乳食作りにチャレンジした。メニューはかぼちゃの味噌汁、ほうれん草のお浸し、リンゴのジャムなど。どれも調味料は最小限だが、素材本来の甘みや旨味が出てしっかりと味を感じることができる。そのため思った以上に「大人と変わらないものを食べるんだな」という感想を持った。それから躊躇しがちだった鶏肉のささみや鮭なども、舌で潰せるほど柔らかく煮込めば子どもに与えて良いことも知った。これならいつもの夕食のついでに、子どもの分も用意できそうだ。

最近、息子は大人が食事をしている風景にとても興味を持つ。そして、大人と同じものが自分は食べられないということ、団らんの場で自分だけ除け者にされているようだということを感じ取って悔し泣きをすることが多くなった。なぐさめに幼児用せんべいを与えても、すぐに食べきってしまう。息子だって、みんなと一緒に食卓を囲みたいと思うくらい、知性と感性が育ってきているのだ。

実際のところ、毎日豊富なバリエーションの離乳食が作れるほど時間に余裕のある状況ではない。だけど、まとめて作って冷凍したり、大人の夕食ついでに薄味で用意したりと、離乳食教室で教わった少しの工夫と具体的なレシピ頼みで、これからはもう一歩進んだ食事を息子にさせてあげられそうだ。

この記事を書いた人
齋藤 惠
2015年8月から執筆活動を開始。 専業主婦として家事と子育てが生活のメイン。合間にのんびりとコラムを書く毎日。 金融機関に勤めていたことから金融知識や社会保障についての執筆・取材依頼が多い。 他にも恋愛、結婚、育児、旅行など執筆ジャンルは多岐にわたる。
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