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独身女性が将来“モラハラ夫”に悩まされないための7つのヒント(1)

ここ最近、“モラハラ夫”という言葉をよく耳にするようになりました。ワイドショーでも、女優と歌手の夫婦が“モラハラを原因とした離婚裁判”をして話題にもなりました。

「モラハラ夫に引っかかるのは運が悪かった」とか、「そういう男も中に入る」と他人事に考えがちですが、“モラルハラスメント”自体、珍しいものではありません。(モラハラとは?→参照  http://www.geocities.jp/moraharadoumei/morahara.html

もし、まだ結婚をされていないのであれば、これからモラハラ男に引っかかりたくはないですし、もうすでに結婚している女性も、自分の夫がモラハラ夫に変貌するところを見たくないと思います。

または、すでに結婚した相手がモラハラ夫だった場合、救われる道は残されていないのでしょうか。

今回から7回にわたって、「モラハラ夫に悩まされないための7つのヒント」をご紹介したいと思います。今回は、「ヒントその1・モラハラにあいやすい体質」のお話です。

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1、女性の教育=モラハラ被害者量産型

子供の頃、「あなたは女の子なんだから」とか「お姉ちゃんなんだから」と言われた経験は、誰しもあると思います。

また、「女性だから」という理由で発言権を与えられなかったり、女性という理由だけで炊事洗濯などの手伝いを強要されたことがあるかもしれません。

「女性は家庭を守り、男は外で仕事をする」という形は、日本では古くから文化としてあり、それに疑いを持つことなく育ってきたのが我々の世代です。

これは今後変化していくことは顕著ですが、現時点ではまだこの形が常識のように捉えられているのは紛れもない事実です。

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この「女は家事、男は仕事」という分業システムは、お互いがお互いの能力を尊重した上で、得意な分野で頑張ろう、というのであれば理想的なスタイルかもしれません。

ところが、形はそのままで「女は男の奴隷」のような形に収まってしまい、それが次の世代の女性(娘たち)に引き継がれてしまった…

すると、幼少期から「女は奴隷としてあるべき」と教育された子供(母の姿などを見て)は、成長しても「モラハラする夫に仕えること」を自ら選択します。

ぐいぐい引っ張って行く系の肉食男子で、俺様タイプで、亭主関白の、女性軽視するような男性を、あえて自ら夫として選んでしまう。これは、その女性個人の「好み」ではなく「教育の結果」です。

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2、モラハラ被害にあいやすい体質

自分でははっきり意識していなくても、“奴隷概念”に囚われて、それに従って生きている女性は多くいます。

たとえば、遠慮がちな女性。「どうぞ」と言われても、「私はいいです」とか「お先にどうぞ」と遠慮してしまうタイプ。また、自分のことより、他人の利益を優先してしまうタイプもそうです。

無意識に自分の価値を自ら下げることによって、なぜか「安心」する。これを日常的に行っている場合、婚姻に限らず、職場などでもモラハラにあいやすい状況を作ることになります。

日本に奴隷制度は存在しませんが、“上下関係を強く意識する人”は多くいて、精神的に人より上の立場に立ちたいと立ち回っている人がたくさんいます。

そのようなモラハラ気質の人、またモラハラの素質を持った人に、「自分は利用されやすいんだ」ということに自覚を持つことが大事です。

「なぜかわからないけど、私はよくモラハラの被害にあう」というのは、単にモラハラする人が周囲に多い、というだけでなく、「自分がモラハラを引きつけている」ということに気がつかなくてはいけません。

(2)につづく。

この記事を書いた人
福永知世
1983年青森市生まれ、宮城学院女子大卒。福永緑丸名義で共著『怪談実話コンテスト傑作選 痕跡』(メディアファク トリーMF文庫)がある。http://milkgraph.web.fc2.com/
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