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独身女性が将来“モラハラ夫”に悩まされないための7つのヒント(6)

モラハラ夫との結婚生活、話に聞くだけでおぞましいものです。妻は奴隷と化し、夫の気分次第で振り回されっぱなし。自由はなく、家事と子供の世話に明け暮れ、夫からは言葉の暴力でボロボロ。

人間としての尊厳を奪われた上に、周囲からは気づかれにくい。それがモラハラ。現に、今も多くの人がモラハラに苦しんでいます。

前回に引き続き、モラハラ夫に悩まされないヒント、ということで、今回は「ヒントその6・モラハラをよく知ること」についてご紹介します。

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1、知識として持っておく

この「モラハラ」という言葉が一般化したのはごく最近です。そのため、「夫からいじめられてるけどこれはなに?」と思ったまま、名前がないから存在しない、と我慢を続けてきた人がたくさんいます。

モラハラの定義と言われているのが「いやがらせ」と「隠蔽」がセットになっている状況。また、暴力を用いない、というのも大きな特徴。

外傷の伴わない精神的な虐待は、顕在化しにくく、今もなお、モラハラがありながら「モラハラだと気がつかずに苦しみ続けている人」も大変多いのです。

これから結婚するにしろ、すでに結婚しているにしろ、この「モラハラというものが世の中に存在していることを知っている」ということは大きな武器です。

決定的なものを掴んだときに、相手に対して「それはモラハラです!」と言えることができる。もしくは、「これはモラハラだ」と確定して、誰かに救いを求めることができる。

この“知識として持っておく”ということが、防御であり攻撃にもなります。是非ネットサーフィンをする機会があれば、モラハラについての記事にも目を通しておくことをおすすめします。

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2、モラハラを見極めるには

よく学校や職場のいじめでも「これはいじめに該当するか」というのは、判断が難しいものであります。人間関係は一定ではありませんし、感じ方も接し方も様々です。

「いじめのように感じた」と本人は思っても、いじめた方が「いじめたつもりはない」と言えば、いじめに含まれない事例なども多々あります。

そのため、客観性と事象の精査、より多くのサンプルを集める、ということが必要になります。

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家庭内の「これはモラハラなのかどうか」という問題も、受けた側が「きっとモラハラだろう」と思いながら、「これはモラハラだ!」と断定できない、ということは多くあります。

そこで重要なのが、“書き記しておく”ということです。「いつ、どこで、何が起きたのか」や、「どのような状況で何と言われたのか」など。

自分の中に客観性を持つことは難しいです。冷静に判断することも当事者には難しいでしょう。だからこその、“メモをする”という行動が大事です。

また、「夫に見張られていて、メモ帳やノートに記せない」という場合は、内緒に作っておいたアドレスに、メールを送信するなど、クラウド上に保存しておくこともできるので活用しましょう。

自分ではわからない!だからこそ、専門家に質問するにも、友人に相談するにも、証拠として提出できるものを残す、ということが重要です。

(7)へつづく。

この記事を書いた人
福永知世
1983年青森市生まれ、宮城学院女子大卒。福永緑丸名義で共著『怪談実話コンテスト傑作選 痕跡』(メディアファク トリーMF文庫)がある。http://milkgraph.web.fc2.com/
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